最近、食物アレルギーの診断書の記載を求められることが多くなっています。
私のポリシーは「一年前と同じ診断書は書きたくない」というものがあります。何種類か除去する食べ物がある場合、負荷試験をしてひとつでも少なくできないか?と考えているからです。
私の方針を理解し、ピーナッツやエビなどの負荷試験に挑戦してくださる親御さんもいます。負荷試験をし、食べられることを確認しているので、自信を持ってピーナッツの除去は不要と記載することができます。これは子ども達に人気の番組「スカッとジャパン」じゃないですが、本当に「スカッと」します。
その反面、「ムカッと」することもあります。その逆のケースですね。
この場面で、例を挙げるのははばかられるのですが、仕方ないですね。先日受診されたケースです。卵アレルギーは重症で、イクラやタラコ、クルミ、カシューナッツを除去していました。
アレルギー採血では、卵白はもちろん陽性ですが、他のイクラなどはみなクラス0。食べて症状が出た訳ではないので、除去する根拠がないのです。怖ければ負荷試験をしますし、そうでなければ家で少し食べていただくことを考えていました。
1年ぶりに受診され、アレルギー診断書を書いて欲しいとおっしゃいます。以前、卵の加工品を用いて負荷試験を行っていますが、ほとんど与えておらず、その他の食品もノータッチとなっていました。
私としては、卵クッキーなど卵を食べさせる努力をしたかったのですが、相談もなかったですし、他の食品も食べられることの確認をし、「卵のみ除去してください」と園側にお願いしたかったのです。
卵は、以前に少量で症状を起こしており、園には卵の除去に専念してもらい、その他のものは解除としないと、逆に重症と思われる卵の除去が中途半端になる可能性があります。このように除去品目をひとつやふたつに絞れそうな場合は、なくべく早く絞るべきでしょう。
そして、卵も食べる努力をすべきでしょう。何もしないのでは、治りを悪くする可能性すらあります。
ということで、少々「ムカッと」しましたが(汗)、親御さんには方針を伝え、早急に対応しようと提案しました。提出期限のこともあり、あまり時間がありませんが、次回は少しは「スカッと」したいものです。


