小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

体操をみて
2016年08月12日 更新

昨日の体操の内村選手の個人総合の演技は凄かってですね。

5種目を終えて、0.9点差をつけられており、多分、日本人の多くが逆転は不可能とあきらめていたことだろうと思います。

しかし、本人はまったくあきらめていなかったのですね。ウクライナの選手の鉄棒の演技をみて、失礼ながら全体的に地味と思いましたが、大きなミスはなく、内村選手の連覇ならずと思っていました。

結果は、ご存知の通り、大逆転で2大会連続の金メダルとなった訳です。それにしても、内村選手の最後の鉄棒の演技は圧巻でした。最後まであきらめない姿勢が大逆転を呼び込んだのだろうと思っています。

オリンピックはスポーツの祭典ですが、見ていると体操のように各々が点数をつけられ、その高低を競うスポーツと、卓球やサッカーのように1対1で戦い、勝敗をつけるスポーツに分けられます。

医療って、どっちなんだろうと考えてしまいました。医師が1対1で戦っている訳ではありませんので後者ではないようです。では、前者か?。

日本では、どの医師にかかっても高レベルの医療を受けられることになっています。だから日本の保健診療では研修医からその道の第一人者の専門医が診ても、同じ料金がかかります。極端な話、医師の全てが内村選手までとはいかないまでも、日本代表の加藤選手や田中選手のレベルでなければおかしい訳です。

実際はそうでないのは明らかです。食物アレルギーなんて「負荷試験」をしなければ正しい評価ができないと言われていますが、いまだに負荷試験をできない医師は大勢います。

そればかりか、最近は食物アレルギーの「しょ」の字も分からないような医師が無責任にも「家で少しずつ食べさせなさい」と言い出す始末。患者さんのためを思ってではなく、専門医に紹介することなく、いかに自分の利益を減らさないかを第一に考えているとしか思えません。

医療をスポーツに当てはめることに少々無理があるようですが(汗)、同じ報酬をもらうためには、医師が日本代表レベルになれるよう努力しなければいけないはずです。

食物アレルギーなら「負荷試験」をやれば、患者さんに症状を起こさせてしまうリスクを伴います。また、アトピー性皮膚炎なら、ステロイド軟膏を間違った使い方をすれば副作用が出てしまう可能性があります。医師側に多少のリスクを伴う訳ですが、負荷試験を“隠蔽”したり、効かないようなステロイド軟膏しか処方しない医師も少なくありません。

つまり、日本代表に選ばれようと努力していない医師は大勢います。テキトーなことを言えば、患者さんはすぐに引き下がり、簡単に報酬を得ることができます。

リスクをかぶることなく、利益が上がる、これが最も楽な方法でしょう。そんな方法を取る医師が日本には多くいるとしか思えないのです。

アレルギーで困っている患者さんには、少なくとも日本代表に選ばれようと努力している小児科医を選んで欲しいと思っています。