小児科 すこやかアレルギークリニック

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思ったより多かった
2015年11月16日 更新

先週の土曜の診療は、今週末が学会参加で休診になるため、17時までかかってしまいました。

インフルエンザの予防接種を午後に枠を設けてやっているのですが、当院史上最も多くの患者さんが訪れてくださったようです。

今年はインフルエンザワクチンの守備範囲が広くなるため、患者さんの“接種控え”があるのではないかとウワサされていました。先日も、県内ニュースでそのことが報道されており、新潟市内の医療機関だったと思いますが、料金が3500~4500円と報じられていました。

当院のようにぜんそく患者さんを多く診ていると、“接種控え”でインフルエンザにかかってしまい、更に入院なんてしてもらったら困るため、自院の利益を減らしてでも接種料金を抑えたつもりです。報道を見て「今年は打たなくてもいい」とか、そんな風に捉えてしまう患者さんもいそうだと思っていましたが、さほど控えているような印象を受けておらず、ちょっとホッとしています(笑)。

お陰さまで忙しい日々を送っていますが、日曜日はどこも出掛けず、学会準備に励んでいました。もっと早くからやっておけばいいのですが、私には直前にならないとエンジンがかからないという悪いクセがあるのです(涙)。

もう2ヶ月近く経ちますが、今年のすこやか健康フェアで講師を務めていただいた伊藤先生が、1歳の卵未摂取のお子さんに卵を食べさせた場合のプロバビリティカーブを作成されています。これは卵の血液検査の数値がどれくらいだと、卵を食べて症状の出る確率を表す曲線です。もちろん、数値が上がるほど確率も上がるため、右肩上がりのものになります。

すでに存在する相模原病院によるプロバビリティカーブよりも明らかに異なります。これは対象が全て卵アレルギーの患者さんになっており、先の伊藤先生のものは卵白の検査が陽性ということで卵を食べさせていない患者さんが多く混じるからです。

当院も1歳になると積極的に卵の加工品を用いた負荷試験を行っています。低年齢は数値が低くてもアナフィラキシーを起こすことがあり、卵未摂取のお子さんの負荷試験は決して楽なものではありません。リスクを下げるため、加工品を用いています。含有量が少ないため、起こしても軽い症状をと思ってのことです。

今週末の学会で、その辺のことを発表するのですが、1歳児に加工品を用いた負荷試験を行った場合、アトピー性皮膚炎がらみで検査が陽性になっているというケースが圧倒的に多いだろうと思っていました。卵を食べて症状が出た患者さんにも、加工品を用いて負荷試験を行っていますが、検査陽性のみの患者さんが圧倒的に多いだろうと思っていたのです。

週末は医院のパソコンとにらめっこで、卵の摂取歴を調べていました。何と当院では、卵摂取でアレルギー症状を起こしている患者さんが1/4以上の割合でした。

卵で症状を起こした患者さんに加工品を用いたとはいえ、負荷試験を行うため、リスクを伴いますが、果敢に挑み、多くのケースが食べられることが分かりました。未摂取でも症状の出る患者さんはおり、その辺のことをこの数日でまとめあげて、発表するつもりです。

間に合わせるしかありませんが、私自身も興味津々なので、クタクタな体に鞭打って、頑張ってデータを整理したいと思っています。