小児科 すこやかアレルギークリニック

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祝、決勝進出
2015年07月03日 更新

昨日は、ご存知の通り、女子ワールドカップサッカーがありました。

私はサッカーファンという訳でもないのですが、日本は前回の覇者ですから、気にならない訳はありません。診療中に待合室のテレビから歓声が上がると、どちらに点が入ったのか気になってしまいます(汗)。

オウンゴールでの決勝点という結末でしたが、勝ちは勝ち。国は違えど、同じルールの元で戦っているので、勝ち負けがハッキリしますし、お互い全力でプレーしていますので、最後は完全燃焼で、選手たちは清々しさが残るのだろうと思っています。

昨日も負荷試験をやりました。私も患者さんのために「食べさせてあげたい」という思いでやっていますので、無事に食べられた時は私もうれしい。自分で言うのも何ですが、全力でプレーしているつもりです。これは変な言い方かもしれませんが、スポーツに通じるのかもしれません。

先日もミルクがクラス6のお子さんに、乳製品の負荷試験を行いました。多分、専門医でもあまり負荷試験をしないケースでしょうが、私は取り組みました。案の定というか、症状は出てしまいましたが、思ったより全然軽く、少しは食べ進めていこうということになりました。

多くの親御さんも一生懸命で、我が子に食べさせたいと願い、私もプロとして「食べさせてあげたい」と願っています。うまく食べられたりした時には、私もホロッとなりそうになることもあります。全力でぶつかっているからだろうと思います。

先日、新規受診の患者さんが市外から受診されました。小麦で症状が出ているようで、小麦アレルギーは確定でしたが、どういう訳か卵と大豆は普通に食べているにもかかわらず、採血時に卵白と大豆が検査されていて、運悪くというか、それらも検査がクラス3と陽性でした。

食べて何ともないから、「食べ続けて構わない」と指導するのが普通ですが、何とその小児科医は「除去しなさい」と説明したそうです。それを聞いて「訳、分かんない」と思いましたし、これをお読みの方々もそう思われたことでしょう。

そもそも食べていて、なに不自由ない卵と大豆をご丁寧に検査する必要があったのでしょうか?。食べているものを除去しろと言うのなら、調べない方が良かったですよね?。

あと、小麦については症状が誘発されている訳ですから、除去ということになるはずですが、「家で食べさせてみなさい」と言われていました。それが怖くてできず、知り合いの紹介もあって当院を受診した格好なのだそうです。

当院では、小麦をどこまで食べられるか負荷試験をやろうと思っています。どこまでが安全かを親御さんに知っておいて欲しいからです。

冒頭にサッカーの話をしましたが、アレルギー専門医は、親御さんの「食べさせたい」という気持ちに応えるべく、同じ気持ちで負荷試験を手掛けています。負荷試験のことを説明し、症状誘発のリスクはあるけれど、食べられるかどうか確認する検査が必要だと説明を受け、同意が得られれば、フェアプレーで負荷試験が行われます。

世の中にはアレルギーをよく分かっていない小児科医が多く、今回のようなハッキリ言ってデタラメが行われていたりします。改善を求めて受診した患者さんに“改悪”を指導し、それでお金をもらっていて、しかも患者さんは「ありがとうございました」と言って帰ります。

フェアプレーでも何でもなく、試合にもならないと思いませんか?。食物アレルギーで困っている患者さんは、フェアプレーを求めているのですが、フェアプレーで返そうとしない医師がいかに多いか、現実を知って頂きたいと思っています。

自分がフェアプレーするだけの技術がないと思えば、専門医に紹介すればいいだけのことですが、紹介する医師は、少なくとも私の周りにはほとんどいません。紹介してくれれば、まだフェアプレーになっていると思っています。

私が期待するべきでもないのですが、女子サッカーにはフェアプレーをお願いし、気持ちよく勝利を飾って欲しいと思っています。