昨日、日本アレルギー学会に参加し、無事に帰ってきました。
朝一番のシンポジウムに参加するため、朝6時前に出掛け、夜に帰ってきました。子ども達が起きる前に出掛けて、寝静まった頃に帰ってきたことになります。
ある講演を聞こうと会場に行くと、あまりの人ごみに立って聞く羽目に。何百人も収容できる部屋なのですが、多分ゴールデンウィークの新幹線の乗車率じゃないですが、150%くらいでした。見かけた新潟からの先生もいましたが、気付いたのは数人程度で、いつも通りの状況だったと思います。
私自身も発表があったのですが、そっちの方はちょっと拍子抜けかな。通常のポスター発表は、取り仕切る座長がいて、ポイントをかいつまんで説明し、その後質問を受け付けるパターンなのですが、昨日はそれがありませんでした。
隣の発表の先生と雑談していると、意外にも?私の発表に興味を持って下さった先生が何人も押し寄せて下さり、質問も出てそれに対してお答えすることができました。
多くは開業の先生で、負荷試験をやっているとか、やりたいけれどなかなか手が出ないと言う方もいらっしゃいましたし、いまは病院勤務なのだけれど、いずれ開業を考えており、負荷試験をやりたいという若い先生もいらっしゃいました。
そうそう、私の講演を聞いたことがあるという先生もいましたし、「毎日ブログを読んでます」という先生もいました。私もちょっと顔が売れてきた!?(笑)。
食物アレルギーは「食べないて治るのを待つ」というスタイルから「食べて治してしまおう」という方法が一変してきています。アレルギー検査の数値が高いから除去というのは、負荷試験にこだわっている私にとってはナンセンスだと思っています。
いや、「数値が高い」=「症状の出るリスクはある」ということであって、誰もが食べられるという意味ではありません。こちらからどこまで食べられるか探っていかないといけないのです。
そうなると負荷試験は不可欠になります。私が言いたいのは、開業医は急変時の対応を大変だし、敢えてリスクのある方法で負荷試験はやるべきではありません。リスクの低い方法を選択すればいいのです。
タイトルのすごいデータとは、手前味噌ながら当院のデータです(汗)。
アレルギー検査で、卵白がクラス6だと多くの医師、患者さんが「絶対に食べられない」と思っていると思います。私も集計してみて驚いたのですが、当院で卵焼きで負荷試験をやったクラス6の患者さんが7人いました。さて、何人の患者さんが無事に食べられたでしょう?。
多くの方が「0人でしょ」と答えると思いますが、当院では6人が無事に食べています。残りの1人も強い反応は起こしていません。すごい確率だと思いませんか?。このデータだけは、専門の大病院にも負けないデータだと思っています。
当院は、大勢の患者さんの診療をこなした上で、負荷試験も実施していて、この成功率は自分でいうのも何ですが、立派なものだと思います。
何故こんなことができるのか?。それはふるい分けているからです。ここ最近、触れていたように、当院では卵なら3段階に分けて負荷試験をやっています。クッキー程度から始めますが、もし重症ならそこで症状が出てしまいます。クリアーすれば、次の段階に進み、最終的に卵焼きで勝負をかけることになります。
特に卵の場合、数字が高いだけで除去の必要のない患者さんに稀に遭遇しますが、そういう患者さんを抽出するには、こうやって“ふるい分け”すれば効率よくクラス6でも除去の必要のない患者さんを拾い上げることができると思っています。
昨日も、軽い患者は開業医でもできなくはないが、重い患者は大病院でなんて発言がありましたが、クッキー程度で負荷試験をやれば、少量で軽い症状が出てしまい、結果的に重いことが分かります。そういう先生には、工夫次第で開業医でも相当なことができるということを知ってもらいたいと思っています。残念ながら、そういう先生は、私の発表など気にもとめていないのだろうと思います。
当院では、決して軽い患者さんだけ取り上げて、負荷試験をやっているのではなく、重くて何を食べさせたらいいか分からず、困り果てて受診される方も少なくないのです。
ということで、自分のやっていることにちょっと自信が持てました。来月は全国学会と新潟県内の学会2つ発表がありますが、この辺を強調してこようと思っています。


