いよいよ5月13日になりました。
今日は、仕事が終わり、夕方になったら新幹線に乗り、学術講演会の講師として出掛ける予定です。
半年前くらいだったでしょうか。ある県外の小児科の先生からこの会の講師の依頼の電話を頂きました。自分でいいのか?という気持ちはありました。普通、学術講演会と言えば、大学教授や専門病院の部長クラスの学会で講演し慣れた先生がやるものでしょう。こんな田舎の一開業医が務めるようなものではないからです。
去年8月の外来小児科学会で、開業医でもできる食物負荷試験という話をするよう担ぎ出されたのですが、その話を聞いて下さっていた先生からの依頼であり、少しは参考になってくれたようです。とても有り難いことです。
私は不器用な人間なので、診察室で患者さんを目の前にするとその患者さんしか見えなくなる傾向にあります。
例えば、他院にかかっても咳が止まらないとなると、ぜんそくが隠れているのではないか?、それとも咳の長引く感染症か?と考えるし、湿疹が治らないと、アトピー性皮膚炎が見逃されてないか?、どうしたら改善させられるのか?と悩みます。
食物アレルギーでお困りの患者さんでは、「家で少しずつ食べさせてみなさい」なんていう医師が少なくない中、自分でリスクを肩代わりしてもいいから負荷試験でシロクロをつけたいと考えます。
「絶対に改善させてやる」という気持ちを持ち続けていたいと考えており、そうやって開院以来7年半頑張ってきました。開業医でできることはすべてやる、そんな意気込みを持ち続けてきました。
実は、今回も外来できる負荷試験の話をして欲しいということだったのですが、普段から書いているように、ぜんそくやアトピー性皮膚炎が見逃され、過小診断過小治療になっているのは新潟だけでなく、全国的な傾向でしょうから、そういった話も前半に持ってきたいと考えています。最近もゴールデンウィークにこちらに帰省した際に、当院を受診され、地元の医師からぜんそくが見逃されていた患者さんの対応をしたばかりです。
あれも話したい、これも話したいと思っていたら、スライドが100枚くらいになりました。明らかに多過ぎです(汗)。
もちろん、昨年の学会で話した内容も掘り下げてお話ししますが、子どもの咳や湿疹にどう対処するかという話も前半にちょっと時間を割くことになりそうです。
ですので、今回は私の日頃心掛けている早期発見早期治療のコツを便乗?で話させて頂くことになります。こういうケースは私としては初めてのことです。ですので、力が入ってしまっていたのです(笑)。
でも、ぜんそくやアトピー性皮膚炎は治療が遅れ、こじれてから対応するよりは、早期に対処すべきもので、できるだけ早く見出し、親御さんにも理解して頂き、ともに治療に進むことはとても大切なことです。
私の便乗した話がどれだけ同業の先生方の役に立つかはよく分かりません。でも、連日地元で見逃され、困り果てた患者さんが駆け込み寺のように当院を受診されますので、ちょっとは役に立って欲しい、役に立つはずとは思っています。
普段、患者さんのために頑張っているつもりですが、同業者にも私の知識が役立つのであれば、それは医師冥利に尽きるということだと思っています。
それがいよいよ今日なのですが、よく言われることですが、期待と不安が入り交じった心境です。


