小児科 すこやかアレルギークリニック

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悔しい
2015年04月08日 更新

最近、一気に桜が咲きました。

寒くて、咲き誇るのはまだ先のことだと思っていたのですが、咲き始めたと思ったら、一気に咲きました。

ただ、今日も最高気温が7度と予想されているくらい寒いので、桜もかわいそうな気もします。上越市は高田公園という桜の名所があり、露天商も多く出ており、子ども達も行きたがっていますが、行こうという気も起きません。

最近していることは、6歳の子が受診すると、「何小学校に行くの」とか「入学式はいつ」、「ランドセルは何色」などと質問しています。常連さんの場合、まだ赤ちゃんだったと思っていたら、もう小学校に上がるの?なんて成長の早さに驚いたりします。

昨日も6歳児に「何小学校に行くの?」と聞いたら、答えられずに困っている子がいました。実は4月3日に誕生日を迎えたばかりの年長さんでした(汗)。

季節の変わり目は、体調管理が難しかったりします。ぜんそくがあれば、尚更のこと。

ぜんそくという病気は、ゼーゼー言ったり、呼吸困難が出てから治療すればいいのではありません。往々にして日頃から症状が見られているので、そういう患者さんは予防的治療が必要になります。

一般的にさほど重くない患者さんは、オノンやシングレア、キプレス、あとオノンのジェネリックのプランルカストという薬を用います。1週間ほど出されて、すぐに止めてしまう医師もいるようですが、症状の出やすいお子さんは、ある程度中長期的に戦略的に治療するのが普通です。

ぜんそく発作の誘因として、よく見られるのは風邪などで体調を崩した時でしょう。治療していたお子さんが、風邪で発熱した際に、ゼーゼー言ったり、夜に眠れなかったりします。

予防的に治療していて、ゼーゼーしたりすると、薬が効いていないんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、風邪という悪化要因に足を引っ張られて悪くなっているので、親御さんのモチベーションを下げないように、「薬を飲んでいなければ、もっと悪くなっていたはずですよ」と言っています。

当院には、予防的に薬を連用している患者さんが大勢いますが、どの患者さんも絶対にゼーゼー言わせたくないという意気込みで治療しているつもりです。

風邪を引いてゼーゼー言ってしまうと、本気で「悔しい」と思います。親御さんも風邪を引かせようと思った訳ではないので、誰も悪くないのですが、責任を感じてしまいます。

そういう場合は、風邪という悪化要因が治ってしまえば、症状は落ち着いてくるので、風邪薬を処方していますが、ゼーゼー言ってしまったら言ってしまったで、速やかにゼーゼーが消失してしまうように対応しなければなりません。

私に限らず、専門医はこういった予防治療に力を入れています。当院でも、他院に通院しても良くならず、悪化するたびに点滴をやっていたという患者さんが少なくないですが、当院に移ってこられて、「このところ、ずっと調子がいいです」と親御さんから目をキラキラさせて言われることもあります。

小児ぜんそくの治療についても、キチンとやっている医師とそうでない医師がいるのが現実です。かかりつけの患者さんが具合い悪くなったら「悔しい」と本気で思い、具合いを悪くさせないためにはどうしたらいいかと真剣に考える小児科医に増えて欲しいと思っています。