水曜の午後も含めて、まとまった自由な時間が取れないので、日曜日をいかに利用するかが私にとってのポイントです。
小児科医を対象にした負荷試験の講演の準備もしなければなりませんが、来月は栄養士を対象にした講演の予定もあります。当然、対象が異なれば話す内容も変わってきます。昨年も一昨年も栄養士さんにお話しする機会を頂いてきましたが、今年はもっと先端的なことを話そうと思っています。
やることはあっても、日曜日が晴れ渡っていれば、子どもをいろんなところに連れていきたくなります。しかも、隣の柏崎市で「えんま市」がちょうど開催されています。
「えんま市」はご存知ない方が多いでしょうが、柏崎市のメインストリートに500以上の露店が並ぶお祭りです。私も数十年ぶりに行きたい気持ちもあったし、お祭りは子どもは大好きなので、つい連れていってしまいました(汗)。
帰りは、柏崎市高柳町にある「こども自然王国」に寄ってきました。ここも行ってみたいと思っていましたが、昨日ようやく願いが叶いました。本格的な遊具が備えられており、やはり子どもの大好きそうなところです。行ったことのない方は必見です(笑)。
そんなこんなで、日曜日を“有意義”に使ってしまいました(大汗)。
医療って、せっかく自分の元を「病気を良くしたい」と思って患者さんが受診されているので、いわゆる「おもてなし」の心って大切だと思っています。つまり、誠実に対応する姿勢が欠かせないと思うのです。
福岡の専門病院で研修させて頂いて、それ以来「負荷試験を県内に広めたい」と思い、ずっと啓発活動を行なってきました。13年前のことになります。
当時、新潟県内では食物負荷試験の「しょ」の字をいう医師はおらず、まさに孤軍奮闘と言える状況でした。今は、時代が変わり、食物アレルギーの関心も高まり、一部でしょうが、親御さんも食物負荷試験の存在を知るようになってきました。それに関する“トラブル”です。
先日、食物アレルギーで困り果てた患者さんが当院を受診されました。かかりつけの小児科医に負荷試験の話をしたところ、「家で食べさせなさい」と冷たく言い放たれたそうです。
市内の小児科医は当院が負荷試験に力を入れていることを知っていて、紹介すらしない医師も多いのです。多分、「これまでの自分のやり方で困っていないので、従来通りのやり方でやる」と言いたいのでしょう。
残念ながら時代が変わって、もっと患者さんに寄り添う時代になっており、よりエビデンスが重視される時代になっています。こういう医師に限って、ぜんそくやアトピー性皮膚炎についてもガイドラインは全く守っていません。私は医師として恥ずかしいと思うのですが、そうは思わないのでしょう。
食物アレルギーは、「隠蔽」との戦いだと思っています。10年前は「アレルゲンを食べさせるなんて何て乱暴な」と思っても仕方ありませんが、今は多くの小児科医が検査自体はやったことがないでしょうが、存在は知っています。自分で「食べてはいけない」と完全除去を指示していながら、「家で食べさせろ」なんて「アナフィラキシーを起こしても、オレ知らねー」と言わんばかりです。
このドクター、負荷試験のことはご存知ですから、ウソをついていることになります。私は食物アレルギーに限らず、分からないことは「分からない」と言っています。分かり頃は、患者さんから見下されると思って、そういうことは言いたくなかったのですが、今はそう恥ずかしいことでもなくなりました。
そもそも小児科医は、子どもの病気は何でも診ることになるので、何でも知っている方がおかしいのです。「分かりません」と言うことで、「この医者、頼りにならない」と思われることもなさそうに感じています。逆に「この人、正直で信頼できる」と思う方もいらっしゃるようです。
「お医者さんの言うことは絶対だ」なんて言う患者さんも多いでしょうが、アレルギーに関しては特に専門的に診療していますが、ハッキリ言って「ウソにまみれています」。知ったかぶり、無関心、ウソなどいろいろです。「よくそんなウソが言えるな」と思うことは日常茶飯事です。
これも敢えて言っていますが、患者さんには「その程度の医師なんじゃない」と言っています。親御さんの不安や心配に真剣に向き合わない小児科医は必要ないですし、ダメなものはダメと言ってあげないと、患者さんも十分理解できないこともありそうです。
先の患者さんの場合は、いつものパターンですがアトピー性皮膚炎もぜんそくも見逃されており、負荷試験も隠蔽されており、私の説明を聞きながら涙を流していました。
裏切られた気持ちと、子どもに適切なことをやってあげられなかった後悔の気持ちがあったのではないでしょうか?。
ここ最近聞いたものを挙げてみます。新潟市内の小児科医から「市内では負荷試験をやっているところはない」と言われたため、120キロ離れた当院まで相談に来られたケースや、アレルギーではないですが、お子さんの熱が続き、肺炎を心配した親御さんが「レントゲンを撮ってもらえませんか」と聞いたら、「うちにはレントゲンがない」と言い放ったそうです。いやいや、その小児科さんにはレントゲンがあります。この目で確認しています。「撮りたければ、〇〇病院へ行け」と言われたそうです。
患者さんは小児科医を信用しているのでしょうが、きっとこういうことが医療の現場では横行しているのでしょう。
専門医と非専門医の間に医療レベルの差があるのは、多くの親御さんがご存知でしょうが、専門かどうかを言う前に、医師の良心の差があることも知って頂く努力すらしなければなさないのだろうと思っています。


