10日(土)は日本アレルギー学会に参加しますので、休診になります。ご了承ください。
ここ最近触れているように、学会で発表もあります。今回はポスター発表なので、自分に与えられたスペースに発表スライドを貼り、それを指し示してプレゼンテーションをして終わるのが普通です。それに加えて、要旨を抽出して4枚のスライドにして口演する発表もすることになっています。
いつもなら口演という形で発表するか、ポスター発表の一つをやればいいだけなので、今回はややこしいし、手間もちょっとかかります。
ゴールデンウィークにエンジンがかからず、準備を先延ばしにしていた私が悪いのですが、直前になってバタバタしています(汗)。ちょっと想定外だったのが、多分土曜日を休診にするため、そのしわ寄せがここ最近の外来に反映しているであろうこと。
昨日は、午後だけで120名も受診があり、20時前に診療がようやく終わりました。スタッフがサポートしてくれますが、診療は一人残らず私が対応しないといけません。
最近やたらと新患が多く、おかしな診断、おかしな治療をされ、その結果症状が改善しないという医療側に相当問題があるような患者さんが多いのです。当院に救いを求めて受診されるので、期待は裏切りたくなく、当然時間も掛けなければなりません。
日本の医療は、医者の都合でどうにでもなります。時間をかけて説明しなければいけない患者さんであっても、混んでるからと話半分で「ハイ、おしまい」なんて、患者さんからすれば“消化不良”で終わってしまうことも多いようです。
患者さんもそれに対し文句も言えず、それでもお金を払わなければなりません。患者さんからすれば、医者を代えることは大きなチャレンジだと思います。そりゃ、かかりなれた医師に診てもらうのが一番ですが、私からすれば不誠実な対応をしている医師もおり、医者を代えざるを得ないのだと思います。
話を聞くと、アレルギー疾患が見逃されており、私が責任を持って診なければいけないと分かると、病気の説明のほか、なぜ良くならないか、どうすれば良いかなども説明しないといけません。私がいい加減な“同じこと”をすれば、大勢を診られて、患者さんの待ち時間も短くなり、収益も上がるのだろうと思います。
私は収入を上げるために開業した訳ではなく、自分で言うのも何ですが、その辺の医者とは志が違うという気持ちは持っています。効率よく収益を上げることは否定はしませんが、やるべきことをやらない、誤診をし続けることなどはやりたくないと思っています。
学会に参加することは、アレルギー専門医の資格の維持に必要ですが、発表しても一文の得になる訳でもないため、「なぜ発表するのか」と言われても、気の利いた答はできません(汗)。
ただ、今回のエピペンに関する啓発活動について発表しますが、多くの医師があまりやっていない言わば草の根運動をやることも重要であることを知って頂きたいと思っているからです。地味な活動なので、注目を浴びることもないでしょう。もしかしたら、“自己満足”で終わってしまうかもしれない。
しかし、私のやっている加工品を使った負荷試験についての発表も繰り返し出していたら、「学会で話してもらえないか?」と依頼があるくらいになりました。「発表させて下さい」から、「発表して下さい」に変わったのです。
私のやっていることが、負荷試験に二の足を踏んでなかなか踏み出せなかった医師のために役立つのなら、それで十分だと思っています。
エピペンの啓発活動は、子どもを守るために大切なことです。いろんな専門家がいろいろな方法で啓発活動を行っていますが、エピペンを預かることになった園や学校の先生は、そういう患者がいない園や学校よりはエピペンのことを知っていなければいけないことは当たり前で、例えば校長や養護の先生だけが知っていればいいことではありません。
何故なら、彼らが出張の時にアナフィラキシーが起こるかもしれないから。となると、園や学校職員全員がいざという時に対応できる体制作りが重要になります。エピペンの講習にその園や学校職員が全員参加することは不可能でしょう。となると、こちらから園や学校に乗り込んでいくしか方法はないと思います。
私のやっているやり方が、ある意味で究極の方法だと信じているため、そういう方法をとっている小児科医もいることを知って頂きたいと思っています。一部、私と同じ考え、志で頑張っている先生もいますが、とても少数派だと思っています。
昨日の夜、ポスター発表用に夜な夜な医院のプリンターでプリントアウトしてきました。何とか間に合いそうです。


