小児科 すこやかアレルギークリニック

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ならって取り組んで欲しい
2013年10月30日 更新

今日も水曜です。

午後にある市に行く約束になっています。今回は私としては初登場となるM市になります。M市の市役所の担当の方が食物アレルギーに一生懸命で、私を招いて下さったのです。

実は、つい先日隣のT市から患者さんが来られました。この市は対応が遅れているため、「今週M市に行く予定です。T市もこういった研修会は必要でしょう。」と親御さんに必要性を説きました。

一市民に言っても無駄ではないと思っています。

その子の通う園も食物アレルギーの対応に苦慮しており、「食物負荷試験」のことや誤食時の対応について専門医はどう対応しているかお話ししました。その街の小児科医に負荷試験の話をしたら、「あぁー??」と言われたそうです。その程度の認識しかない医師も少なくなく、親御さんとしてはちゃんとした医療を受ける権利があります。

園長に「専門医にかかったらこんなことを言われた。M市も取り組んでいるし、T市も取り組みを考えた方がいいと言われた。」と言ってもらえれば、市役所に話が行くかもしれません。一市民の声は小さくないことも多いと思っています。

さて、今日はM市に講演に行くと言いましたが、事前に「困っていること」をお聞きしています。

1.代替食の管理は担任任せになっている
2.突然食物アレルギーを発症した場合の対処法を知りたい
3.患児が低学年の場合、自分で確認できない
4.保健調査票でアレルギーの有無を確認しているが漏れや認識不足がある
5.アレルゲンを食べて症状が出る場合と出ない場合がある 等

現場ではやはり困っているようです。調布市の死亡事故以来、現場はお子さんを守るほかに自分の身を守らなければならず躍起になっています。そこは医療のプロである小児科医が適切なアドバイスを送らなければならないのですが、「あぁー??」ではまともな対応は望めません。

明日は高速を使い会場に向かいますが、100キロ以上離れています。

こういった状況ではあり、専門医のいない地域で、食物アレルギーの対応をしっかりやっていこうとなると障害は多いとは思います。しかし、医師がいないからなえがしろにできる問題でもありません。子どもの成長や命に関わる問題だからです。

私はもちろん協力をしていくつもりです。ただ、その市の患者さんがみな当院に受診されるかと言えばそうではないでしょう。しかし、一部でも救われる患者さんはいるはずです。

地元の小児科医もいなくては困りますが、食物アレルギーに関しては専門医と非専門医の知識の差が大きく、多少遠くても受診して「食物負荷試験」を受けてどこまで食べられるか評価することが基本であることを広く認識して頂くチャンスを頂いたと思っています。

近隣のT市やU市もM市にならって取り組んで欲しいし、そのきっかけになればと思っています。