あっという間に、今年最後の1日になってしまいました。
現在は冬期休診になっており、診療はお休みになっています。久々にゆっくりさせて頂いています(笑)。
それにしても、「今年はちょっと頑張り過ぎたかな」という思いを持てるほど、それなりの達成感を感じた1年であったと思っています。
それは、「積極的に外に出た」ことから生み出されたことでした。学校や園でエピペンを預かるという方針を国が決定していますが、地方の現場では「何、それ?」とか「救急車を呼べば良いだけのこと」と思っている人も多いのが現状です。
今月、食物アレルギーでお子さんが亡くなるというあってはならない事故が起こりました。エピペンが処方の有無など詳細は分かっていませんが、よりエピペンの対策が今後は強化されるものと思っています。
学校や園側が、いつでもエピペンを使えるような状態にしておくことが大切だと思っていましたし、それが私の診ている患者さんを守ることだと考えています。県内は食物アレルギーに充分理解のある小児科医はほとんどおらず、エピペンの使い方を患者さんの通う学校や園のできれば職員全員に周知徹底するためには、専門医が学校や園に出向いて説明に行くことが重要だと考えています。
誰もやっていない活動なので、こういう話を持ちかけると、ほぼ全例で「是非とも来て下さい」となります。今年は、22回も学校や園に出向いて、説明しています。消防隊員の方への講演や新潟市で行なわれた栄養士会での講演などは含まず、エピペンを処方している患者さんのための活動です。
普段、医院で診療していても患者さんと親御さんしか見えません。学校が関係する場合は、お母さんを通じでやり取りすることが多いのでしょうが、食物アレルギーが亡くなる可能性のある、緊急性の高い病気であるため、直接学校側に働きかける必要があるのです。
これだけ出掛けていると、当然ながら多くの出会いがあります。当院は開院して5年が経ちますが、これ程までに出会いのあった1年はありませんでした。開業医は、地域に密着した医療を行なえることが最大のメリットですが、まさにそれが少しは実践できたのかなと思っています。
食物アレルギーは血液検査の結果だけで分かるものと思っている方も多く、食物アレルギーの啓発活動も同時にできます。いずれにしても、当院にとっては大きな1年であったと思っています。
今年は多くのエピペン処方者の学校や園に行ったので、さすがに来年はペースは落ちるでしょうが、今年の出会いを大切にしながら、地元に根付いた、私しかできないことをやっていきたいと思っています。
これで満足している訳ではありませんが、今年の出会いに感謝しつつ、来年を迎えたいと思っています。良いお年を!。


