昨日は、夜まで働き通しでした。
朝9時から診療して、負荷試験もして、予防接種もしました。夜になって診療が終わったと思ったら、夜の10時まで休日夜間診療の仕事が入っていました。
幸い、そんなに混雑していなかったので、アナフィラキシーの講演に備えて本を読むことができました。ここ最近の外来の状況だと、クタクタで本を読む体力もなかったのですが、休日夜間診療での仕事という緊張感もあり、結構はかどりました。
当院は、いろんな地域から受診があります。例えば、昨日はT市から来られた患者さんもいましたが、食物アレルギーの取り組みが遅れていることが分かりました。そうなると、地元の取っている体制の話をして、いかに遅れているかを認識して頂くことが重要になります。
私は、目の前の患者さんの診療だけしていればいいとは思っていません。その市にはもっともっと食物アレルギーで困っている患者さんがいるのです。やはり、その街でも「食物負荷試験」を実施している医療機関はありません。その市の患者さんは、負荷試験を受けるべき権利を持っているのですが、受けられていないことになります。
「当院まで遠いから、除去という対応で我慢する」、それはそれで致し方ありません。「食物負荷試験」という検査の存在さえ教えられていないのなら、それはフェアではありません。新潟県内の多くの患者さんが、こういう状況なので、“情報化社会”なんて食物アレルギーについては当てはまらないようです。
未だに、当院を受診されて負荷試験の話をしても、「初めて聞きました」とおっしゃる親御さんがほとんどなのです。これが地元上越市でもそうなのですから、多くの医師が「知っていて言わない」ということであり、医療の閉鎖性を表しているように思います。
ただ、行政の側として、上越市は誤食時の体制を整えてきているため、それは先の患者さんの住んでいる市よりは進んでいます。上越市ができているのですから、その市でできないはずはないのです。誤食時の内服薬を預かってもらうこと自体、現状では無理なようで、厚生労働省の方針とは大きく異なります。これでは、いけないのです。
県内各地から患者さんが来られることで、網を広げているような格好な訳ですから、どの地域が遅れているかを医院に居ながらにして把握することができます。そういう“格差”の是正なら私も協力できますので、この市にも働きかけていこうと思っています。
私の以前勤務していた病院のある地が柏崎市なので、いまだに多くの患者さんが当院を受診して下さっています。付き合いも長く、気心の知れた患者さんもいます。
先日、こんな話を聞きました。「柏崎市内の小学校でインフルエンザが流行してきている」というものでした。その地の感染症情報を見ると、確かにそのようです。
隣の街でインフルエンザが発生しているので、いつ上越に広まってくるか分かりません。当院では、インフルエンザの予防接種が佳境を迎えており、まだ2回の接種を完了していない方も多いようです。
今シーズンはインフルエンザがいつ流行するのか分かりませんが、今年は流行が早い可能性があります。インフルエンザワクチンが遅れている方は、急いだ方が良さそうです。


