小児科 すこやかアレルギークリニック

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2011年12月05日 更新

4日は日曜日でしたが、当院の忘年会でした。

普通は、土曜辺りにやって、日曜はゆっくりして、月曜からの仕事明けに備えるのでしょうが、理由がありました。

いつも仕事一筋!?なので、帰りが遅くなったりとスタッフには相当迷惑をかけています。おいしい食事もいいですが、特別なことをしてあげたかったのです。12月に市内の結婚式場で郷ひろみさんのディナーショーがあると聞き、スタッフに打診してみました。

思いのほか、食いつきが良かったので、清水の舞台から飛び降りるつもりで、思い切りました。ディナーショーで郷ひろみさんクラスとなると、かなり値が張ることは想像がつくと思います。それを私も含めて8人となると….(汗)。

だいぶ前に予約し、「まだ先のことだ」と思っていたのに、あっという間にその日がやってきた訳です。会場はすごい熱気で、参加者の平均年齢は私の年より上だったでしょう。熟女パワー全開です(笑)。

ショーの中でも言っていたのですが、今年で40周年とのこと。同年代の歌手達がテレビでも見なくなる中、ずっと生き残ってきたというか、こういった人気商売をやり続けてこられたのは、驚きに値します。他にそういったアーティストって、なかなかいないですよね?。ファンを大切にするなど、特別のことをやって来られた証しでしょう。

バラード中心のヒット曲の中に、時々トークが入ります。40年やって来られたのは、何かをやる時に楽な方と、楽でない方を選択しなければならない時があるが、後者の方が得られるものが大きいため、そちらを選んできたと言っていました。確かに、楽な方を迷わず選んできたら、ろくな方に向かなかっただろうと予想できます。

ふと、自分の仕事と一緒だなと思いました。つまり、現在の医療制度が患者さんを大勢集め、流れ作業的に診れば、利益を上げることができます。

当院も開院して4年以上が経ち、年々患者さんが増えていますが、1日に200人も300人も診られる訳ではないので、一人で診療している限りは限界があります。楽をして収入を上げたいと思えば、大して必要のない検査や点滴を繰り返すことになります。患者さんは、医療には素人ですから、どうにでもできるのだと思います。

そんなことをやっていても、それは目先のことだけで、いずれ周囲に開業医が増えれば、「あそこの医院のやっていることはおかしい」とバレてしまうことでしょう。

開業してみて、いろいろなドクターがいて、いろいろな医療があることを知りました。あまり良くない意味でです。もちろん、真面目にやっておられる先生もいます。

医師全員が患者さんのために力になりたいと本気に思えば、どこの医院に行っても、同じような質の医療になるはずです。小児科は、悪性のものが非常に少ないので、基本的には治りやすい病気を扱います。にもかかわらず、通院しても治らないのは、「おかしい」と疑ってかかった方がいい場合もあります。

市内の感染症情報にある程、マイコプラズマは多くないと思うし、その逆にRSウィルスはかなり多く、見逃されている感があります。真実はひとつでしょうし、それを突き詰めようとすれば、一人当たりの診察に時間はかかります。つまり効率は悪くなります。しかも、RSウィルスは1歳以降の患者さんを検査すると、医院の持ち出しになります。損得を考えては、正しい診断はできないのです。

患者さんに真剣に向き合おうとすれば、時間をかけざるを得ず、それが的確な診断、適切な治療につながると思っています。その結果、周囲が認めてくれるし、評価も得られると思います。地元の医療レベルを上げるためには、とにかく真面目に医療に取り組み続けることだと思っています。“いろいろな医療”は徐々に淘汰されてくると思っています。それは私の望むところでもあります。

当院が、地元で生き残っていくためには、郷ひろみさんのようにファンサービスを心掛け、“楽でない”方を選んでいくことだろうと思っています。