寒くなってきて体調管理が難しくなってきました。子どもなら尚更です。
当院の場合、一般小児科とは様相が違うのだと思います。巷では、いわゆる「風邪」で熱を出すお子さんが全体的に増えているのだと思います。
当院では、アレルギーの患者さんが多いため、もちろん「風邪」の患者さんも多いのですが、それをきっかけにぜんそくの調子を崩す子が多いのです。一気に寒くなったので、咳き込んだり、ゼーゼーするお子さんも一気に増えています。
また、急に寒くなったため、皮膚の乾燥を訴える患者さんも増えています。アトピー性皮膚炎の患者さんが、皮疹の悪化で受診されるのですが、例年よりはアトピーの悪化で受診されるタイミングが結構早いと思います。
そんなこんなで、ともすると受診患者さんが1.5倍ほどに増えています。小児科は、インフルエンザや胃腸炎が流行れば忙しくなり、流行疾患がなくなればヒマになります。「季節労働者」的な要素が大きいのですが、当院のようにアレルギーを中心に診ていても、やはり「季節労働者」なのかもしれません。
昨日も触れたように、当院では、アレルギー検査の結果を差し出し、ほとんど説明もなく「質問はありますか?」なんて言うような医療はしていません。患者さんが増えれば、その分、時間もかかります。
アレルギー体質の強いお子さんは、アトピー性皮膚炎と食物アレルギー、ぜんそくを合併することが結構と見受けられます。小児科に通院しても「咳がよくならない」と言って当院を新たに受診される患者さんも増えていますが、いつも言うようにぜんそくが見逃されている訳ですが、アトピーも誤診されていることが多いし、たまたま検査で卵白の値が陽性だと、おかしな指導をされていることも多く、当然「食物負荷試験」の説明もされていません。
こんな患者さんには、3つの病気をガイドラインに沿って説明していますから、20分くらいはあっという間に経ってしまいます。親はお子さんの咳や湿疹を良くしようと必死になって通っているのに、誤診もされ、説明も正しくないことも多く、同じミスを繰り返している小児科さんもあります。
それを正すのは、当院の役目だと思っていますし、また親御さんはお子さんにアレルギーの病気があるのなら、的確に診断され、それに見合った治療を受ける必要があります。と同時に医師の医療レベルには差が大きいことも知って頂きたいと思っていますので、時間をかけなければならないのです。
非専門の小児科医よりは、日々の外来の労力は人一倍です。となると、軽んじているつもりは全くないのですが、乳児健診や予防接種に充てる時間が少なくなってしまいます。
当院でもインフルエンザの予防接種の予約を取り始めていますが、スタッフの話だと例年よりはゆっくりなんだそうです。他の医院さんを見ると、「規定人数に達したので予約は終了します」なんて言っているところもあり、当院とのギャップに「えっ!?」って思います。
医院さんの中には、患者さんの携帯アドレスを聞いておき、営業的にインフルエンザの接種を誘導しているところもあるようです。もちろん、かかりつけを守るという意味もあるでしょうが、大勢に接種すれば経営的にも有利になります。医院さんによっては、ここぞとばかりに、他の医院の患者さんまで引き込もうとしているところもあるようです。当院も、真正直過ぎてばかりでもいけず、もう少し考えないといけないのかもしれません(汗)。
北海道では9/1に、京都では9/29に、山口でも先週インフルエンザの集団感染で学級閉鎖になっているそうで、新潟に広まるのも時間の問題だと思っています。接種のタイミングは、流行り始めてから打っても効果は期待できません。今年は接種量が増えたため、例年よりは効果に期待ができると考えています。この状況では、10月中に1回目を接種しておいた方がいいと思います。
インフルエンザワクチンは、今年は当初は品薄と言われていました。医療機関によっては、取り扱うメーカーによって品薄と余裕のあるところがあるようです。当院はまだ余裕があり、希望者は速やかにご自分の分を確保して頂きたいと思っています。


