小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

10月1日
2011年06月23日 更新

昨日も話しましたが、高騰する医療費を減らすためには、NHKの番組内で言っていた薬を安いジェネリックに替えるよりは、医学的根拠のある医療をやる方がずっと効果的だと思っています。

マイコプラズマと診断されて、フロモックスという抗生剤を出されていると、患者さんは薬を飲んでいれば改善すると信じています。ところが、フロモックスはマイコプラズマには効果はなく、そもそもマイコプラズマではなく、ぜんそくでした。

医師が患者さんの症状をいち早く改善させることを強く願えば、自ずと根拠のある対応になるはずです。もちろん、一生懸命の先生もいるのですが、残念ながらそうではないケースもあると言わざるを得ません。

最近は特にそうですが、他の施設で良くならないと、当院を受診して下さる患者さんが増えています。アレルギーも、アレルギーでなくても、医師がガイドライン通りに診療しているかどうか分かれてしまうのも事実でしょうから、医院によって診療に差があることを知って頂くことも必要だろうと思っています。

とはいえ、私はアレルギーの専門医であり、より多くの誤解や誤診があるのがアレルギーの世界です。アレルギーの啓発活動をする義務があると思っています。

私が10年前に福岡の研修先から帰ってきて、その時に「食物負荷試験」をやっている小児科医は県内には皆無に近かっただろうと思っています。食べられるものを医師から「食べてはいけない」とかかりつけ医から言われ、それを頑に守っている親御さんも多かったと思います。

全国有数のアレルギー専門病院にかかっていれば「食物負荷試験」の恩恵に預かれて、そうでなければ根拠のある医療を受けられないというのは、私にとっては我慢できないことでした。福岡の病院でみてきた「食物負荷試験」は是が非でも新潟県に普及させなければと思いました。

当院では、開院1周年を記念して平成20年10月に「すこやか健康フェア」を開催しました。より力を入れたい食物アレルギーの分野を、より多くの困っている患者さんや園や学校の先生に知って頂きたいと願ったからです。

その「すこやか健康フェア」ですが、毎年10月に開催しており、お陰さまで今年で4回目となります。過去3回は、当院のお膝元の上越市を会場としてきましたが、例えば新潟市の方が遠いことを理由に参加できないのであれば、それは何とかすべきと考えました。

今年は10月1日(土)に新潟市で開催予定です。講師はこれまでも学会活動をされているご高名な先生に講演をお願いしてきましたが、今年は“泣く子も黙る”というか、私のよく言う食物アレルギーに関する「ガイドライン」を作成される立場であり、日本の5本の指に間違いなく入るような先生にお願いしています。何故そんな先生にお願いできたかというと、私の研修先の恩師だからです。ふたつ返事でOKして頂きました。

もう6月末なので、関係各所に案内を送るなど、そろそろ本格的に準備しないと間に合いません。新潟市には本格的に「食物負荷試験」をやっている病院もありますが、人口が多い分、患者さんも多いため、まだまだ正しい知識をもお持ちでない患者さんや園•学校関係者も多いはずです。せっかく、日本のトップの先生がきて下さるので、一人でも多くの患者さんに講演を聞いて頂きたいと思っています。

日々の診療も忙しいですが、当院を受診した患者さんだけ診ているのであれば、新潟県のレベルアップは図ることは難しいと思います。患者さんが「食物負荷試験」の存在を知ることが、まず第一歩だと思っています。

まだ私だけでは力不足のため、日本の第一人者の先生のお力を借りないといけませんが、新潟県のために、力を尽くさなければと考えています。