17日(木)の朝9時から12時まで、上越市でも「計画停電」が予定されていました。
東北電力によると、実施の可能性は低いそうです。降水による水力発電所の供給量が増えたこと、電力需要の復興が遅れていること、節電ムードで供給量が少なくて済んでいることなどが理由として挙げられています。
15日(火)の昼過ぎに「計画停電」の一報を聞き、患者さんのために「何とか診療するためにはどうしたらいいか?」と考えてきました。昨日も触れたように、有事の際にと医院には発電機を設置してあります。
発電機は、もちろん“機械”であり、エンジンが内蔵されていますので、日頃からメンテナンスが重要です。業者の方から「時々エンジンをかけて下さい」と言われていたのですが、開院以来ずーっと放置していました(汗)。
それこそ、有事の際に使えるように準備はしてあったのですが、いざとなると「エンジンがかかるのか?」、「電力はどれくらいまかなわれるのか?」、「燃料の消費量はどれほどか?」などなど疑問が湧いてきます。
全国的な傾向のようですが、当地でも“買いだめ”が流行っております。近くのスーパーでは日頃の数倍の売り上げがあったそうです。水や食料などが飛ぶように売れたのでしょう。ガソリンスタンドにも1台当たりの給油量が設定されていたりします。ガソリンスタンドへは車の行列ができていて、日本国内が浮き足立っているのもしれません。
被災地ではガソリン不足が報じられていますが、発電機の燃料がガソリンなので、申し訳ないと思いつつも、私もガソリン5リットルを確保させて頂きました。ガソリンの携行缶もホームセンターでは売り切れ、入庫の予定はないそうです。携行缶は身内から借りています。
当地でもガソリンの需要が増し、数日で買えなくなるなんてウワサもあり、発電機の燃料を確保できるか、とても心配でした。災害が起こると、デマも広まってしまいます。ガソリンスタンドの職員に聞いてみたところ、今のところ、そのウワサは正しくないそうです。ウワサは自分の目で確かめることが重要なんだと思っています。
発電機が動くかどうか、が診療を続ける最大のポイントなので、急遽業者にお願いして発電機のメンテをして頂くことにしました。その結果、何とか作動することが分かりました。
医院が完成し、引き渡しの際に発電機の使用法や電源の切り替え、どのコンセントから電気が供給されるかも説明されていたはずですが、記憶に残っておらず、再度確認させて頂きました。
いろいろと疑問点も質問し、何とか電子カルテを立ち上げ、照明も必要最小限にすれば、診療できそうな状況になりました。ちなみに、床暖房やエアコンを使える程の余力はありませんので、寒さ対策は必要になります。正直、発電機は一度も使ったことがなく、実際に稼働させて診療を行ったことがないので、修正すべきこともあるかもしれません。一応、準備は終わっています。
計画停電の実施の予定は17日(木)ですが、16日(水)の診療は混雑していました。17日は雪も降り、最高気温が2度と予想されています。信号もつかないので、受診もいつもよりは危険が伴います。ですから、患者さんの方で“計画受診”されたのだと思います。多分17日に受診の予定だった患者さんが、16日にタイミングを早めて受診されたようです。
当院の場合はアレルギーの患者さんが多いため、ぜんそくの薬がなくなる、アトピーの塗り薬がなくなる、というのは患者さん自身が分かることなので、“計画受診”ができるのだろうと思います。仮に停電が実施されても、さほど混雑しないのではないかと予想はしています。
17日の計画停電は行われない模様ですが、それは今回の話であって、今後は行われないとは限りません。震災のお手伝いをしたという気持ちは持っていますが、地元のアレルギーの子ども達を守るという任務を担っていると自負していますので、自分のできる診療を地元で行うことが大切なんだと思っています。


