小児科 すこやかアレルギークリニック

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17日の午前中
2011年03月16日 更新

先日、関東で急遽「計画停電」がスタートしました。

私の地元の新潟県でも行わないのかな?と思っていました。私自身も、何か協力したいと思っていましたので、ちっぽけなことですが、院内の照明や暖房を使わないようにしていました。

15日の昼過ぎに新潟でも「計画停電」を実施する旨の情報が入りました。上越市は17日の朝9時から12時までだそうです。心づもりはありましたが、いざ決まると、どのように対応しようか悩んでしまいます。

その日の午前中に診察をしないと決めた医療機関もあるでしょう。当院は、既に予約を何十人も頂いております。

例えば、インフルエンザはどの医師が診てもやることは同じです。インフルエンザが周囲で流行っており、疑えば鼻水をもらって調べます。インフルエンザが陽性なら、9歳以下ならタミフル、10歳以上ならタミフルは使えませんので、リレンザまたはイナビルという吸入タイプの抗インフルエンザ薬を使用します。いわゆる特効薬ですので、だいたい1~2日で解熱するという格好です。誰が診ても、治療経過に大差はありません。

アレルギーは、このようにはいきません。ぜんそくでゼーゼー繰り返しても、マイコプラズマと診断して、点滴を繰り返してる小児科も存在します。当然、ぜんそくにマイコプラズマの治療は効果はなく、こんなことをしても医院には収益が上がってしまうメリットがあっても、患者さんには一向に改善しないということが起こります。

アトピー性皮膚炎なのに乳児湿疹と診断され、何故かステロイド軟膏を処方し、2~3日で中止を指示している小児科、皮膚科もあります。当然のように症状は改善せず、患者さんは不安に陥れられます。

つまり、アレルギーはキチンとした知識を持った医師でないと、患者さんを正しい方向へ導くことはできないことが多いのです。当院に限らないことですが、アレルギーの専門医のもとには「ここじゃなきゃダメ」という患者さんが定期的に通院されます。

当日は「食物負荷試験」の予約も頂いています。当院は市外からも多数通院下さっている患者さんがおり、薬が切れて症状が悪化してもらっても困ります。患者さんを守るためにも、それは避けたいところです。

最近の新しい医院は、電子カルテを採用しているところが多いと思います。従来の紙カルテと違い、さまざまな利便性を持っていますが、最大のウィークポイントは停電です。コンピュータが立ち上がらなければ、カルテを見ることすらできません。実は、当院は有事の際を考えて、発電機を設置してあります。ですから、17日の診療は休まなくてもいいはずです。

ただ、大病院と違い、発電機によって必要最小限の電気しかまかなえません。停電時の診療は初めてのことです。どのように対応するか、よく頭で考え、穴のないようにしないといけません。

午前中は、多分街中の信号機も作動していないので、車での移動はちょっと恐いかもしれず、停電の復旧した午後からの受診をされる患者さんが多いと予想していますが、「食物負荷試験」自体は午前中にやるべき検査です。午後から開始して、夕方にアレルギー症状が出てしまっては困るからです。せっかく予約をして、待ち遠しく思っている患者さんも多いと思います。期待は裏切りたくないと思っています。

不慣れでご迷惑をお掛けするかもしれません。いつも通りという訳にはいきませんが、17日の午前中は休診にはしないつもりです。ということで、よろしくお願い致します。