小児科 すこやかアレルギークリニック

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学会に行ってきました
2010年12月06日 更新

土日と横浜で日本小児アレルギー学会がありました。

金曜の診療をフルにこなして、その後、あの暴風の中を車で出かけました。今回は両親を連れて行きました。中華街など横浜観光をしてもらおうと思ったからです。

土曜は市外からも患者さんが多く受診されますので、それを学会のためとはいえ休むとなると、金曜は休む訳にはいきません。診療が終わってから、急いで出かける準備をして、横浜のホテルに着いたのが土曜の0時でした…。

学会は土曜の朝9時からで、私の発表は16時半ころからでした。9年連続で発表しているとはいえ、準備期間が少なかったため、「この内容でいいのだろうか?」とずっと考えていました。最近はずっと忙しかったので、こんなに準備期間の少ない発表はあまりなかったかもしれません(汗)。

発表しないでいた方が、自分の時間が作れます。ヘロヘロになって学会の準備もして、プレッシャーを感じることもない訳です。何故そこまでやるのか?。自分でもよく分からない何かがあるのでしょうか。

学会で発表することを「学会活動」といいますが、アレルギーのプロの間では「学会活動」をして本物の専門医として認めらるところがあります。アレルギーの専門かどうかは“自称専門”という医師もいます。“本物”になるには、どれなりの努力と覚悟が必要なのだと思います。それに、私の場合は福岡でお世話になった先生に認めて欲しいというのもあります。

学会の楽しみとして、福岡の先生や他の同じ志で一生懸命アレルギー診療に取り組んでいる先生方と情報交換ができることが挙げられます。恩師とも話しができ、私の発表内容までチェックして下さっていました。2月に開催されれる食物アレルギー研究会で会長をされますので、研究会をもり立てるためにも発表をしようと思っています。またプレッシャーを感じて準備をしなければなりませんが、自分がまた“本物”に近づくためには必要なことだろうと思っています。

今回の学会で学んだことはまた触れていこうと思っています。例年の小児アレルギー学会は1000人以上の参加があります。多くの小児科医が診療を休んででも、最新情報を学びに参加していました。ものすごい熱気を感じました。

ただ残念なのは、新潟県からの参加は私の知っている限りでは10人もいなかったでしょう。そして発表したのは私一人でした。

来年の次の学会では小児ぜんそくと食物アレルギーの「ガイドライン」が発刊されます。日本の第一人者の先生方は、そのガイドライン作りのために打ち合わせなど、非常な努力をされています。「ガイドライン」がどうなるかを知るいい機会でもあった訳ですが、その他にも時々触れている食物アレルギーの「経口減感作療法」の進展具合も学会で学ぶのが一番近道なはずです。

子どものアレルギー医療の診療、治療から目が離せないはずなのに、新潟からの参加者が少ないのが気になりますし、新潟の小児アレルギー医療をもり立てていくことは難しいのだろうと正直不安を感じました。

普段からぜんそくを“風邪”、アトピー性皮膚炎を“乳児湿疹”と診断されよくならない患者さんが多いと繰り返していますが、これでは先が思いやられると思っています。現状においては、患者さんが医師の実力を見極める術を持たなければならないと思っています。

せっかく診療を休んでまで参加してきた学会ですから、今回学んできたことを、時々書いていこうと思っています。