九州や中国地方では大雪と報道されていますが、本場の新潟では“暴風雪”なんて天気予報もよそに、結構過ごしやすい年末年始でした。
昨年は、講演や学会の準備などで常に緊張感のある日々が続いていましたので、休みの間はゆっくりさせて頂きました。
お正月と言えば、年賀状。医院にも頂きましたが、嬉しいことに患者さん、つまり子ども達からも自筆の年賀状を送って頂きました。有り難いことです。
食物アレルギーのお子さんが多い印象でした。やはり「先生に出会えて、いろんなものを食べられることが分かった」と書いてあると、嬉しいですね。つまり「食物負荷試験」を実施してアレルギー検査の値は高いけれど、その食材を食べられることが判明したということです。
「食物負荷試験」は私が特別なことをやっているのではありません。ガイドラインと言って、医師達の行う医療が我流でおかしなものにならないようにと作成されたものです。それに基づいて医療を行えば、アレルギーならアレルギー専門医と同じ方向性の医療が提供できるという目的で作られました。
食物アレルギーは「食物負荷試験」なしに正しい診療はできないと言われています。ですから、当院はガイドラインに忠実に医療を行っているだけなのです。残念ながらガイドラインを無視している先生方も多いと言わざるを得ません。
卵なら、卵成分が多く含まれる卵製品と、少量しか含まれない食品があります。卵アレルギーが重症なら微量に含むものでもアナフィラキシーを起こしてしまいますが、最も軽い卵アレルギーならば、生卵だけ除去すればいいことになります。当院ではどのランクまで食べられるかどうかを「食物負荷試験」を行って決定しています。それを分かりやすい表にして、園などに提出して頂いているのです。
少し前に、他の医院さんから受診された食物アレルギーの患者さんが、当院を受診された時に当院のそのランク表とそっくりのものを持って来られました。何の断りもなかったので驚きましたが、そこまでやるなら「食物負荷試験」も真似て頂きたいものだと思っています。そちらの方が患者さんのためです。
昨年秋から冬にかけて、インフルエンザの予防接種などで混雑する外来の中で「食物負荷試験」を継続するのは結構辛いものがありました。しかし、インフルエンザ流行中は、医院に滞在時間の長い負荷試験を行うことでインフルエンザをもらってしまう可能性があるため、負荷試験を休止せざるを得ません。その他の理由では、ニーズもあり、休止はできないと考え、続行しました。
当院が休止している間は、上越市も含め、近隣の食物アレルギー医療がストップしてしまうと言っても過言ではないでしょう。そのためには、よほどの理由がない限り、休止はできないのです。
当院は他の追随がなくても、今年も「食物負荷試験」を行っていきますし、今年もいろいろなアプローチをしてアレルギー検査の値だけで食べられる、食べられないの判断をされている患者さんを救済したいと考えています。


