小児科 すこやかアレルギークリニック

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奮闘中
2011年02月17日 更新

週末に食物アレルギー研究会の発表が迫ってきました。

勤務医時代は、小児科医が複数いましたので、例えば十分に説明する必要のある患者さんが受診すると、隣の診察室で同僚の小児科の先生が診療を続けてくれているので、時間をかけて説明をすることができました。

しかし、今は開業医の身。医師は一人しかいませんから、一人に30分話したとしたら、それはその時間分、仕事の終了が遅くなることを意味します。患者さんも待ち時間が長くなるし、スタッフの帰りも遅くなります。

どんなに混んでいても、18時半には診療が終わっている医院もあるでしょう。混んでいるから逆算して、診療のスピードを上げるのでしょうが、風邪など軽い症状の患者さんばかりなら、それは可能でしょう。いつも言うように「咳が止まらない」、「湿疹が良くならない」という患者さんが来られた場合、自分の診断や処方が間違っているのではないかと考え直さなければなりません。

こういう患者さんは、スピードの上げようがないのです。患者さんは必死に通ってくれているので、それに応えようとしない小児科医は、ヤブだと思います。アレルギーに限りませんが、熱が続いていたり、症状が良くなっていなければ、検査をしたり、問診に聴き逃しがないか詳しく聞き直したりしなければなりません。

当然のことながら、勤務医時代よりも私自身、家に帰るのが遅くなります。勤務医の時と忙しさの質が違うのですが、より多くの患者さんに対応しなければならず、自分の生活の中の診療の占める割合は増えていると思います。

となると、学会発表なんてなかなかできなくなります。ただ、「忙しいから学会に行く時間がない」という医師がいるとしたら、私はそれはいい訳だと思います。学会に行かずに、10年前の治療をしていて患者さんが喜ぶでしょうか?。迷惑をかけているだけです。

ここ最近書いている、アトピー性皮膚炎に対するステロイドの使う量や塗り方も、私自身それ相当の時間をかけ、学会でも多くの話を聞き、勉強したつもりです。ろくに説明もせず、一生懸命にやっているとは思えないような治療をしていると医師がとても多いのが現状です。学会に参加して、勉強すべきだと思っています。

今回の食物アレルギー研究会ですが、私の恩師が会長を務められることもあり、一般演題に2つ出しました。ところが、参加多数につきひとつに絞って欲しいと言われ、泣く泣くひとつにしました。

ちなみに、一般演題の応募が多かったと言いましたが、開業医は私の同志であり、浜松で頑張っているかわだ小児科アレルギークリニックの川田先生と私だけです。本来、食物アレルギーは乳幼児の5~10%にあると言われており、小児科のクリニックでよく診られていると思います。開業医であっても医学的根拠のある医療をすべきですし、開業医がもっと参加し、発表すべきだと思うのですが、2件のみというのは寂しい限りです。

最近は、インフルエンザの患者さんもそれなりに多いのですが、溶連菌や胃腸炎、おたふく風邪、水痘も混じります。今週に入って当院でもインフルエンザBの患者さんがおりました。一時の寒さもやや遠のき、これからはインフルエンザのB型が増えてくるのでしょうか?。

感染症も多く、アレルギーの新患も多く、結構忙しい状態が続いています。そんな中での学会準備をしなければなりません。弱い自分が「学会に演題を出すんじゃなかった」と言いますが、恩師が会長をされるし、当院の食物アレルギーの取り組みを他の第一人者の先生方にも聞いて頂きたいと思っています。そのためには、用意周到に準備をすべきなのですが、学会発表の準備に充てる時間も限られており、診療で体も疲労が残っています(汗)。

直前にならないとエンジンがかかりにくいという私の習性もありますが、今になってスライドを夜な夜な作成しています。まさに奮闘中といった感じです。頑張って、かなり形になってきたと思いますが、より良いものをと思っているので、発表直前まで悩みそうです。

19日に食物アレルギー研究会があり、それも束の間、23日に養護の先生を対象にアレルギーに関する講演会が控えています。日曜くらいしか、準備に充てる時間はなさそうです。ただ、アレルギーの講演はかなりこなしているので、そちらの方は何とか間にあう自信はあります。

もうひと頑張り、しようと思っています。