小児科 すこやかアレルギークリニック

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今後の勉強会
2011年05月24日 更新

月曜の外来は、相当混雑していました。

未だにインフルエンザもおり、溶連菌、ロタウィルス腸炎、水痘、アデノウィルス感染症など様々な感染症が多いことや、有り得ない程の寒暖の差の影響でぜんそく発作が誘発されやすいこと、汗でアトピーの悪化したケースが多いことなどがその理由として挙げられます。

さらに、先週末に行われた運動会などの代休が重なったこともあるようで、確かに小学生の初診の患者さんも目立ちました。

混雑すると、待ち時間が長かった分、申し訳ないと思い、特に初診や症状が悪化している患者さんには、時間をかけ説明するようにしています。外来が混んでいると、話半分に切り上げる医院も多いでしょうが、それは逆だと思うのです。

午前中の診療が終わったのが14時過ぎ、昼食もほとんど食べる時間もなく、午後の診療に突入し、仕事が終わったのは19時半過ぎでした。普段から、18時半に仕事が終わることは少ないので、正直疲れは残ります。その上で、講演や学会の準備、気道過敏性試験といった検査などもこなさねばなりません。

先週末に、ちょっとご無沙汰していましたが、院内勉強会を行いました。そんなに何十人も集まるような会ではありませんが、食物アレルギーで困っている患者さんは多く、細々ながらも継続する意味はあると思っています。

そんな中、ひとり珍しい方が参加して下さいました。市外からの参加で、しかも当院は受診されたことのない方です。全国的にも食物アレルギーの勉強会をしている医院、病院は少ないと思われ、新潟県では当院くらいでしょう。そういう意味ではレアな会合なので、市外からの参加があってもおかしくはないのですが、あまりなかったことです。

普段、専門でない医院さんなどにかかっている患者さんに、食物アレルギーの“真実”を伝えたいと思っているのですが、いつも参加者はかかりつけの患者さんのみなので、そういう方が参加して下さると張り合いも出ます(笑)。

いつも言っているように、食物アレルギーの診療には「食物負荷試験」が不可欠なのですが、ほとんどの医師が「食物負荷試験」のことを患者さんに伝えていません。某朝鮮半島の国のように正しい情報が伝えられていない現状は、情報操作がなされていると言わざるを得ず、この領域に関しては、日本は開かれた国とは言えないと思っています。

参加して下さった親御さんの言葉を借りれば、ホームページの文章でしか私を知らないため、“疲れ果てた人”のイメージだったとおっしゃいます。楽天の前監督の野村監督のように、ホームページでそんなにボヤいているつもりはないですが…(汗)。

当日は50枚近くのスライドを用い、1時間以上話し続けましたので、少しは元気な私を見て頂けたかと思っています。疲れ気味なのは事実でしょうが、患者さんは適切な情報を与えられ、各医師の医療レベルを見極める力を付けて頂かないと地域のレベルアップにはつながらないと思っています。

3月に「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」が公開されました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku.html
(New 3月17日と書いてあるところ)

これはアレルギーで困っている園児のための全国共通のツールです。このガイドラインは今後徐々に使われるようになるはずです。ただし、内容がやや難しく、地元でもキチンと書ける医師はほとんどいないと思います。となると、園の先生方が、ある程度は知識を持って頂かないと、子ども達のためのものなのに、使えないことになり兼ねません。

ちなみに、このガイドラインは食物アレルギーに限ったものではなく、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎も含めた5つのアレルギー疾患について記載するものです。

さて、今後の院内勉強会ですが、年に数回はこの「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」の解説を行う予定です。地元のアレルギーを持つ子ども達が安心して園に通えるように、親御さんや園の先生方と一緒に勉強していきたいと思っています。