日頃から仕事に追われ、趣味と言ったら診察室に置いておく、子ども達の興味を引くようなおもちゃを買いに行くくらいでしょうか?(汗)。
そんな中、昨年見事にハマったのがNHKの大河ドラマ「龍馬伝」でした。坂本龍馬という人がどんなことをした人が詳しくは知らなかったので、ちょうど大河ドラマになったので、この際に知っておこうと思ったのです。1年間、1回も欠かさずに観ました。
政治家や芸能人でも坂本龍馬の人気は高く、実際にドラマの中で、その理由を知った気がします。ご存知の方も多いでしょうが、江戸時代末期に力のある薩摩藩と長州藩を結びつけ、その結果として倒幕し、日本を近代化へ導いた立役者です。
その坂本龍馬も幕府側から身を追われていて、最後は近江屋で暗殺されてしまいます。私はそれが新撰組によるものだと思っていましたが、実はそうではないという説が有力です。坂本龍馬も信念を持ち、開国を迫るアメリカなどの諸外国から日本を守るために、命がけで活躍した人物です。
大河ドラマを観ていて、新撰組も出てきたのですが、彼らは幕府を守るために、倒幕しようとする者達を封じ込める働きをしていました。彼らには彼らの信念や正義があったのだと思います。
数年前に、やはりNHKの大河ドラマで「新撰組」をやっていました。何とかその「新撰組」が観られないものかと思っていたら、DVDがブックオフ・ハードオフに全巻まとめて置いてありましたので、買い求めてきました。
私の産まれるちょうど100年程前、たった100年前に彼らの思う“正義”のために人を切ることが頻繁に行なわれていたことに驚かされます。また、先日観たシーンでは、長州の軍勢を率いる25歳の久坂玄瑞が朝廷を守るという名目で京に出陣します。結局、戦いに破れ、目的は達成されないと分かった久坂玄瑞は、その場で切腹します。
もちろん、新撰組の近藤勇、土方歳三なども幕府を守るという強い信念のもと、命がけで戦っています。残りは何話もあり、結末を楽しみにしています。坂本龍馬しかり、新撰組しかり、死を覚悟で、国を思い行動を起こす。この“熱さ”が、今の日本人がなくしてきているものかもしれません。
話が大きくなってしまいましたが、信念を持って行動することって大切だと思っています。急にレベルが小さくなって申し訳ないですが、私の信念は、アレルギーで困っている子ども達をいかに救うかということです。
日頃からこの場でいろいろ書いていますが、ぜんそくやアトピーの診断すら間違っていて、何度も医者に通っても症状の改善しない子ども達は大勢います。食物アレルギーも、20年前はアレルギー検査が高ければ、完全に除去するという指導がまかり通っていましたが、敢えて言えば医師の努力不足で、旧態依然とした20年前の指導が繰り返されています。
私は新潟県に「食物負荷試験」を広めようと努力しているつもりですが、負荷試験をしていない先生方からすれば、迷惑な話かもしれません。同じ医学を志しているため、乱れを作るようなことを避けるのが得策かもしれません。しかし、アレルギーの専門医としては、困っている患者さんを救う方が“正義”だと思っています。
なかなか紹介もなく、反発もあるのかもしれませんが、先日のある日の負荷試験はK市から2人、N市から1人でした。何十キロの距離を当院を頼りに受診して下さるのは、有り難いことです。食物負荷試験の結果、これまで前医から除去を指示されていたものが食べられることが分かり、嬉しそうな親子の顔を見るのが私は好きです。
坂本龍馬や新撰組を引き合いに出して申し訳ないですが、ちっぽけではあるけれど、これが私の正義であり、信念だと思っていますので、少しずつ負荷試験を定着させていけるよう、今後も継続していこうと思っています。


