以前、大胆にもイチロー選手がライバルだと書きました(汗)。
もちろん、私には彼のような世界屈指の才能を持っている訳でも何でもありません。私が勝手に意識しているだけですが、ひとつの側面でという意味です。
そのイチロー選手ですが、今年は不調のようです。1試合に複数のヒットを打つことが少なく、打率も定番の3割を大きく下回っています。多分、これまで一番こだわってきた、10年続けてきた1シーズン200本安打の連続記録が途切れることが心配されています。“ライバル”としては、というか一ファンとして、何とか調子が上向いてクリアして欲しいと願っています。
私がアレルギー専門医としてこだわって続けていることとは、毎年冬に開催される「日本小児アレルギー学会」での発表です。
学会は、日本の第一人者の先生の「講演」と、専門医が自身の研究や他の医師にも知っておいて頂きたいようなケースを報告する「一般演題」で構成されます。私の場合、福岡で勉強させて頂き、その後、新潟に戻った平成14年から毎年一般演題として発表しています。平成14年は2題出しましたので、昨年までは9年連続10回目の学会発表をこなしていました。
今年もと、10年連続となる発表にエントリーしていました。ちょうど、イチロー選手の10年連続200本安打と1年違いでスタートしましたので、私が勝手にライバルとして、励みにしていたのです(汗)。発表の参加を表明していても、ある一定レベルに達していなければ採用されないこともあります。先日、採用という返事を頂きました。ちょっとホッとしています。
日本小児アレルギー学会は毎年12月に開催されますが、今年は例年と異なり、10月末に行なわれます。だいたい半年前に演題の受付が閉め切られます。今年は4月が締め切りで、やはり例年よりは2ヶ月程早いのです。
今年は、私の研修させて頂いた病院の先生が学会の会長を務められます。ぜんそくがご専門なので、何とかぜんそくでの研究成果を発表したいと考えていましたが、データをまとめるのに時間がかかり過ぎるため、残念ですが、ぜんそくに関する演題は出せませんでした。今回はというか、今回も食物アレルギーに関する発表となりました。
学会に参加していろいろな先生の話を聞くだけでも、とても勉強になります。忙しい診療の中、時間を作って準備をして、発表するのも無理をしているのかなとも思ったりもするのですが、学会発表をすることは、学会をもり立てることに一役買っているとも言えます。
福岡の病院で研修している時は、なるべく発表するというのが暗黙のルールのようになっていました。専門施設としての努めとも言えます。研究意識を持つことで、より深く診療できることもあると思いますし、何よりとても勉強になるからです。
私の場合、たまたまそれが10年続いているとも言えるのですが、学会を盛り上げるのも、私を育ててくれた恩師の先生への恩返しになると思っています。いつ途切れるか分かりませんが、自分自身のためにも学会発表は続けていきたいと思っています。


