あっという間に9月になってしまいました。
私自身はそんなに器用な人間ではありません。8月は長岡と佐渡で養護の先生を対象にアレルギーについての講演をやりました。何とか分かりやすい話をしよう、最新情報も組み込もうなんて考えたりするのも好きですし、つい目先のことに没頭してしまいます(汗)。
また来月1日に迫った「すこやか健康フェア」も初めての新潟市開催で、勝手が分かりませんが、それでも準備を進めなければならず、何とか成功させるために準備を進めています。
それも一区切りがつき、「さて、次は?」なんて思っていたら、インフルエンザの予防接種の計画を立てなければなりません。
近年は“新型インフルエンザ”対策として、接種の料金に助成がありましたが、今シーズンの特徴は、それがなくなりました。つまり、1回でいくらという従来通りに戻りました。
もう一つは、時々書いていましたが、接種量が変更になります。生後6ヶ月から3歳未満は0.25ml/回、3歳以上は0.5ml/回。これをそれぞれ2回ということになります。生後6ヶ月から1歳未満は0.1mlでしたので、いきなり2.5倍となります。「そんなに打って大丈夫か?」なんて意見も出てきそうですが、逆にこれまでの量が少なすぎたのであって、これで世界基準になれた訳です。
また、昨年までは3歳以上、6歳未満は0.2ml/回(6~13歳は0.3ml/回)でしたので、この年齢帯も2.5倍ということになります。接種の料金も2.5倍とはなりませんが、接種料金も見直す必要もあり、現在検討中です。医院までお問い合わせください。
接種量が増えたことにより、多くの小児科の病院や医院では、例年の約1.8倍のワクチンを必要としています。東日本大震災の影響をモロに受けたワクチンメーカーもあり、今シーズンのインフルエンザワクチンは潤沢にある訳ではなさそうです。少なくとも、当院かかりつけの患者さんで、接種を希望される方にはすべて接種をしたいと思っています。足りないと言うことは避けたいのですが、業者に確認しましたが、まだどうなるか分からないという回答でした。
これからインフルエンザワクチンの予約を取り始める医療機関も増えてくるでしょうが、あまりワクチンの品薄のことについては触れていないところもあり、混乱しないか大丈夫だろうとかと心配しています。
子宮頚がんワクチンの時も、予約を取り始めたものの、無料化で全国的に一気に需要が高まったために品薄となり、予約者に接種できなかった医院さんがあったと記憶しています。私は、いろいろな可能性を考え、情報は開示すべきだろうと思っています。
当院はぜんそくの患者さんが多く、インフルエンザにかかることで、ぜんそく発作を誘発することもあります。私の診ている患者さんを守るためには、接種も推奨する必要がありそうです。
当院で確保しているワクチンの本数分は、予約を取ることができると判断し、9月15日(木)から電話で予約をお受けしたいと思います。朝は電話が多いので、午前10時以降にお電話を頂けると有り難く思います。
なお、当院は小児科であり、ワクチンが充分確保できるかどうか分からない現時点において、接種はお子さんに限らせて頂きたいと思っています。途中、余裕が出てきたらお受けすることもあるかと思います。
接種開始は、10月の中旬を考えています。他で“根拠”のない医療をされて、症状が改善していないお子さんが多く受診されますので、いつも医師は“根拠”のあることをやるべきだと繰り返しています。インフルエンザワクチンがいつ頃、“確実”に入荷するかを確認しますので、後ほど接種開始の案内もしようと思います。
あまり不安をあおるつもりはないのですが、お早めに接種の枠を確保された方がいいのかなと思っています。


