土曜は、福岡での小児アレルギー学会での発表のため、休診にしてしまいました。かかりつけの患者さん、当院を初めて受診される方が最近とても多いので、受診しようとされいた患者さんにはご迷惑をお掛けしました。
ただ、充実した2日間を過ごさせて頂きました。
まずは画像をご覧下さい。ご覧のように“戦利品”です。左が2012年版の小児ぜんそくのガイドライン、右が食物アレルギーのガイドラインです。
私のよく言うガイドラインは、約3年を目処に更新されています。その理由は、新しい薬が発売されたり、例えば食物アレルギーにおける経口減感作療法のような、最近一気に注目されている治療法が出てきたりするので、それに対応するためです。
ただ、ぜんそくは2008年に発刊されたので、3年振りにマイナーチェンジとなりますが、この3年で治療方針が大幅に変わるはずもありません。ただし、深化はしていると思います。
学会では、ガイドラインを作成した側の日本の第一人者の先生が、変更点を中心に解説してくれますので、「ここが変わったんだな」と分かりますし、超ナナメ読みですが、だいたい雰囲気は掴めたつもりです。
今回、私の気付いた範囲では新潟からの参加者は少なく、県内の小児科医のほとんどが持っていない、この週末に発刊されたばかりの最新式のガイドラインが2冊とも手元にあるのは、いい気分です(笑)。
画像の真ん中にある冊子は、一部の商品ですが、巷で入手できる食品に卵や乳成分が何mg含まれているかを示している早見表です。この秋に出ることは知っており、患者さんにも「こんな換算表が出るんだよ」と伝えてあったので、私だけでなく、当院の患者さんも待ち望んでいました。
ガイドラインやこの早見表だけでなく、学会の講演で勉強になったことも多かったし、ネタは結構仕入れてきました。しばらくは学会ネタが続くかもしれません(汗)。
そうそう、すこやか健康フェアの講師を務めて下さった柴田先生にお礼の挨拶をしてきましたし、来年の講師の相模原病院の海老澤先生にも挨拶をしてきました。
肝心の私の発表ですが、それなりに成功だったのかもしれません。「食物負荷試験は入院の上でやるべき」と言っている医師もしますが、私は正しいとは思えません。何故なら、私は外来で実践しているからです。今回の発表は、開業医でもある程度は充分やれるんだよという内容でした。
私の発表のすぐ前に、開業医で開院してから4000件の負荷試験のまとめの発表をされた先生がいらっしゃいました。来院のほとんどがアレルギーの患者さんだそうですが、4000件はすご過ぎます。開業医としては、全国トップレベルでしょう。当院の場合は、一般診療をやりつつなので、そこまでハイペースで負荷試験はできません。勤務医時代から含めても1100件程度です。
一般診療で忙しい診療の中で、それなりの数の食物負荷試験をやっていますので、開業医の先生の中には、そのコツに興味を持って下さり、質問をして下さった方もいらっしゃいました。私の狙い通りであり、この方法を更に広めたいと思いました。
いつも言うように、今の医学は医学的根拠のあることをやらなければなりません。根拠そっちのけの我流をひたすら続けている医師もおり、私はガイドラインを広めることで、誰がガイドラインに沿って治療し、誰がそうでないのかを明らかにさせようと思っています。患者さんのためを思えば、偏った我流の医療は存在意義はないと思います。
明日以降、今回の学会で学んだことを触れていこうと思っています。



