ここ最近、とても忙しかったので、文化の日である3日の休みは有り難かったでした。
ただ、昨日も書いたように市内の養護の先生たちにぜんそくや感染症の正しい知識を持って頂きたいので、既に“戦闘モード”に入っています(笑)。
アレルギーに関しては、ガイドラインという診療のバイブルがあります。ぜんそくなら重症度に合った治療を選択するとか、どうなれば治療を強化、減量しなければならないか、とか書いてありますし、アトピー性皮膚炎も診断からズレているケースも多いので、ガイドラインには診断基準が明記されています。
多くの患者さんが、ガイドラインに則って診断・治療されれば症状は速やかに改善します。ところが、これらがなかなか守られていないのが現状です。患者さんはかかりつけ医と信用して通院しても、症状が改善しないというケースを多々診てきているので、ガイドラインを広めたい、いや意地でも広めてやると思っています。
私は小児科医ですが、小児科医の取り扱うメインの病気は「アレルギー」ではなく、「感染症」です。昨日も触れたように、感染症でさえルールが守られていないこともあります。
ぜんそくもアトピーも診断を間違えば、治療も間違うと言っています。“マイコプラズマ”と診断されても、検査自体が当てにならないこともあるため、診断を間違い、不必要な点滴を繰り返されていることも医院さんによっては、かなり多いのです。
既に「お医者さんの言うことは正しい」という時代は終わりました。「“ガイドラインに則って診療している”お医者さんの言うことは正しい」と訂正されなければなりません。
養護の先生も医学的知識はお持ちのため、理論的で根拠のある話をしなければなりません。そのためには最新情報を入手することから始めなければならないと考えました。
その辺は既に念頭にあったため、先週末の小児アレルギー学会の時に、会場に本屋さんが出店していて医学書が置いてあったので、アレルギーの他に感染症の本も買ってきていたのです。
ただ、ちょっと物足りないかなと思っていたため、3日は新潟市に車を走らせ、ジュンク堂に感染症の本を買いに行ってきました。ちなみに、今日のタイトルはジュンク堂の名前の由来です。創始者の父の名前が「くどうじゅん」さんだそうで、それを逆にして「ジュンク堂」になったと聞いています。
今日の画像は、既に手元にあった1冊を除いて、今回の学会とジュンク堂で買いそろえたものです。ちなみに右手の「小児呼吸器感染症診療ガイドライン2007」は、今年改訂され2011年版が出ています。撮影時、手元になかったものですから2007年版を写しています(汗)。
感染症にも、こういったガイドラインがあるにもかかわらず、マイコプラズマをはじめ、感染症でも診断や治療が医院によって異なるのは、大いに疑問です。というか、ガイドラインを守らない医師は、アレルギーでも感染症でも守っていないのが現状で、我流になっています。
今回の講演では、ガイドラインの存在も話をして、市内には“いろいろな医療”があることを話さざるを得ません。養護の先生も「あの先生はこう言うけど、この先生の言うことは違う」と多かれ少なかれ思っていてモヤモヤされているでしょうから、感染症の日本の第一人者の先生方の推奨する診断法や治療法を解説し、スッキリして頂きたいと思っています。



