小児科 すこやかアレルギークリニック

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2012年01月14日 更新

食物アレルギーの症状として、軽症なら口の周りに数個の蕁麻疹が出る程度ですが、重いとアナフィラキシーショックという生命の危機的な状況に陥ります。

症状が様々なので、当然治療も異なります。抗ヒスタミン薬、ステロイド薬、アドレナリン自己注射である「エピペン」という対応になります。

新潟では、食物アレルギーの園における対応が遅れており、当院でもエピペンを処方している患者さんには、エピペンを預かってもらえるよう働きかけています。

最近、理解をして下さる園が増えています。私としては嬉しい限りです。ただ、しっかりと理解すべきは園関係者の方々です。何故なら、園でアナフィラキシーを起こした時に、緊急時に対応できる唯一の人だからです。

エピペンの使い方も大事ですが、どういうタイミングで打たねばならないのかを理解していなければ、何かあれば責任を問われるのは園の先生になってしまいます。

最近、こういう話をする機会が多いのですが、先日の勉強会であいにく親御さんが参加できませんでした。昨日、定期受診された際に、「話を聞きたかった」とおっしゃるものですから、ちょうどそんなに混雑していなかったため、勉強会の時と同じスライドを使い、解説をすることにしました。

普通はこんなことはしないでしょうが、園でアナフィラキシーを起こした時は園の先生がエピペンを使いますが、自宅や園にいない時は家族が投与することになります。学ぶ必要がある時に、そういった機会は与えられるべきと思っています。

この患者さんは、過去にアナフィラキシーを起こし、病院を緊急受診し、エピペンと同じ成分を薬を投与された既往があります。重症なため、親御さん自身がいつでもエピペンを打てる状況になければいけません。

そういう意味では、診察中とは言え、必要な情報を提供できたのかなと思っています。