小児科 すこやかアレルギークリニック

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11日(土)に放映
2012年02月10日 更新

先週の2月4日(土)に新潟県内の民放のテレビ番組「医療の広場」において、乳児のアトピー性皮膚炎について解説させて頂きました。

時間がかなり限られ、かなり端折った状況で、どこまで伝わるのかとやや心配しています。本当ならもっと時間がある中で、図表を指し示しながら解説を行ないたかったというのが本音です。

当院のホームページは県外からご覧になっている方も多いため、「番組に興味はあるけれど」とお思いの方もいらっしゃったと思います。ネットにアップされましたので、全国から見ることができるようになりました。
http://www.iryou-hiroba.com/index.php

緊張した様子を全国にさらすのは恥ずかしいのですが、少なくとも当院を受診される患者さんの9割以上がアトピー性皮膚炎なのに誤診されています。適切に診断や治療を受けられない患者さんが極めて多いのが現状ですし、新潟県だけの問題ではないことでしょう。背に腹は代えられないので、一人でも多くの患者さん、親御さんに見て頂きたいと思っています。

ちょっと難しいという意見もあるようですが(汗)、メールを頂ければ、補足解説致します。ただ、あれだけの短時間の中で、必要最小限の詰め込むべき内容は網羅できていたのではないかと思っています。

アレルギーは、多くの小児科医が「オレだってアレルギーくらい診られるよ」と思っているようですが、かなり医師間のレベルの差があり、それがまた正しい知識を広める足かせになっています。1ヶ月程治療しても良くならなければ、専門医に代えるべきと言っていますが、かわいいお子さんを守るためには、必要な考え方と言えます。

その第二弾として今週末の11日(土)の11:40から同じく医療の広場で「食物負荷試験」について解説します。

また同じような緊張気味の顔で、説明しています(汗)。多くの患者さんや園•学校関係者、医師も誤解している「アレルギー検査が高い」=「食べられない」、というのが必ずしもそうでないことを前半で話しています。

後半は、医師の目の前で食べさせて、食べられるかどうかを判断する「食物負荷試験」という検査がこの世に存在することをお話ししています。多くの小児科医が、患者さんに説明していないため、検査の存在すら知りません。知っていて言わないのは、とてもアンフェアーなことです。今回の番組で、一番伝えたいのは負荷試験が存在することです。

卵焼きなど卵そのものを食べられなくても、卵を薄く含む加工品を食べることができれば「完全除去」の必要はなくなります。食物アレルギーのガイドラインにはオプションとして、加工品を食べさせる方法も設定しており、当院はそれを推進しており、当院での自前のデータをお示ししています。

この番組は、専門医でなくても出演しているケースがあり、私としてはこだわって勉強し、診療もしているため、自分のデータを使いたいと考えました。ちなみに先週の乳児のアトピー性皮膚炎でも、私の治療で湿疹がどれくらい良くなったかを画像で示しています。それが専門医として説得力のある伝え方だと思っています。

この放送内容も2月22日頃ネットにアップされるようですから、新潟県以外の方も見ることができるようになります。食物アレルギーで困っている患者さんは、是非とも食物負荷試験という検査が存在することを知って頂きたいと思っています。

ただ「ネットで食物負荷試験という検査があることを知ったので、受けたいんですけど」とかかりつけ医に相談しても、「そんな検査は都会の病院しかやっていない」なんてかわさせると困るので、食物アレルギー研究会のホームページを紹介し、その中で全国の「食物負荷試験実施施設」を調べることができます。
http://foodallergy.jp/

当院や浜松で開業している川田先生など開業医が載っていないのは残念なところですが、こういう情報を頼りにすれば、ガイドラインが推奨する適切な対応を受けられることにつながっていくと思っています。

現在、様々な分野で「情報の開示」が大切とされますが、医療の分野は患者さんに伝えられるべき情報がなかなか手に入らず、我慢を強いられている患者さんが少なくないように感じています。閉鎖的とすら思います。

私は食物アレルギーもアトピー性皮膚炎の分野においても何でも知っている訳ではなく、日本の第一人者の先生に比べれば、まだまだ若輩者と言えると思います。ただ、ネットという情報入手に有効なアイテムを用い、情報不足に悩む患者さんや親御さんが1人でも多く役に立てて頂けたら、私の狙いは成功したと言えるのだと思っています。