15日(土)は休診となります。ご了承ください。
3月に日本小児アレルギー学会で開業医の負荷試験について話して欲しいと打診がありました。「私でいいの!?」って思いもありましたが、毎日大勢の患者さんが受診される中で、こだわって負荷試験を行なってきました。
思いのほか、強い症状が出てしまい、「しばらく負荷試験はしたくない」と言われたこともあります。それ以来、いかにしたらリスクを減らすことができるか、を考えてきました。負荷試験自体は症状が出て初めて、診断ができたり、限界がハッキリ見えたりします。症状が出た時、その時の治療や対処を見て「誤食時にこうやればいいんだ」と親御さんにも参考になるはずです。出ることは、悪いことではないが、特に開業医の場合は、「出ないに越したことがない」というのが本音です。
私なりに考えながらこれまでやってきたことをお話しすればいいんだな、と思い、引き受けることにしました。学会まで半年もあるので、十分時間があると思っていたのですが、自分でも驚く程の講演ラッシュなどで、それを頑張っていたら、いつの間にやら当日を迎えていました(汗)。
正直、話のどれもが医学的根拠に満ちたものではないと思います。ただ、事実として、開院して5年間大きなトラブルもなく、アレルギー症状の出る確率もかなり抑えられた負荷試験をやれてきたのではないかと思っています。そのやり方はベストでもベターでもないのかもしれません。食物アレルギーにはまだ解明されていない部分も少なくなく、負荷試験のやり方に「正解」はないのだろうとは思います。ただし、私のやっていることは「あり」なんだろうという確信を持てるに至りました。
開院以来、のべ1100人以上の患者さんに負荷試験を行ない、アレルギー検査がクラス6であっても食べられそうなら、挑戦をしてきました。全体の約85%はスムーズに食べられています。そういう意味では、「自分のやっていることは間違っていないんだ」という思いはあります。
会場では、発表の最後に「ご意見やご批判を頂戴したい」と言うつもりです。会場には食物アレルギーや負荷試験に興味のある小児科医が集まるでしょうから、意見を聞いて、もっと改良なり、完成度を高めたいと思っています。
そんな中、先日負荷試験をやった患者さんからこんな手紙が届きました。個人情報には配慮しますが、発表のスライドの最後に使わせて頂こうかと思っています。
負荷試験は、アレルギー症状が誘発されてしまうというリスクを恐れて手掛けない医師が多いのですが、患者さんや親御さんが手放しで喜ぶ姿を見るにつけが、トラブルを避けたいと言う保身の気持ちも吹き飛びます。私の原動力になっています。



