15、16日と大阪で日本小児アレルギー学会がありました。
例年、一般演題といって申し込んで自分の研究成果などを発表させて頂くことは続けてきたのですが、今回は初めてのことなのですが、学会側の依頼という形でお話しさせて頂く機会を得ました。
なぜ最先端のことをしている訳でもない、一介の開業医の私がとお思いでしょうが、実は理由があって「開業医だからできるアレルギー診療」というセッションだったからです。つまり、開業医でこだわって診療していて、今回座長の先生に目の止まった人が選定されたのです。
アトピー性皮膚炎と食物アレルギー、ぜんそくの3つの病気を3人のこだわって診療しているアレルギー専門医がどういうやり方で診療しているかを話す場でした。
アトピー性皮膚炎は、仲のいい友人で、時々この場に登場する浜松市で開業されている「かわだ小児科アレルギークリニック」の川田先生、食物アレルギーが私、ぜんそくが名古屋で開業されている「てらだアレルギーこどもクリニック」の寺田先生でした。実は、寺田先生とも1、2年前から仲良くさせて頂いています。
3人とも共通しているのは、日本を代表する専門病院で研修し、アレルギー専門医の資格を有し、アレルギーの子ども達をもっと身近に感じたい、毎日診療できるということで開業を思い立ったという部分です。
川田先生は私以上に負荷試験を頑張っておられますが、私のやっているビスケットやカステラを用いた負荷試験が、開業の先生にもやりやすいだろうというということで、私に白羽の矢が立ったようです。寺田先生はぜんそくが得意ですが、実は負荷試験もやられています。
また明日続きを書こうと思っていますが、何とか発表を終えてきました。発表の最後に3人の方と話をしました。二人は山形と福島の小児科の先生で、距離としてはそんなに遠くないので、当院の負荷試験の様子を見学に来たいということでした。もうお一方は医学雑誌の関係者で、私の話をちょっとした記事にしたいということでした。有り難いことです。
小児科医としては、これからインフルエンザワクチンが入ってきて、それが終わると例年ならインフルエンザが流行してきて、とにかく忙しくなります。「これならオレにもできるかな」と思って頂けたのなら、嬉しいことです。いつになるかは分かりませんが、当院のやっていることをオープンにお見せしたいと思いますし、負荷試験開始のきっかけになればと思っています。
食物アレルギーの子ども達が増え、「食物負荷試験」なしに食物アレルギーを診ることは不可能と言われていますが、学会にすら参加せず、負荷試験をやろうとさえ考えていない小児科医が多い中、真面目に取り組もうという姿勢に頭が下がります。年を取ったり、忙しいとそれを言い訳にして、なかなか新しいことに取り組めなくなるはずなのにです。
今後も仲良くして頂き、情報交換して私自身もスキルアップしていこうと思いました。“同じ臭い”のする小児科医が少ない中、友達の輪を少しずつ広げていきたいと思った次第です。


