日々、診療が忙しいので、文化の日のような祭日があると、正直嬉しかったりします。
この週末も講演の準備をしていたりしていましたが、時間を見つけてドライブに行ったりとリフレッシュしておくことが肝要です。
月曜になり、休みのしわ寄せと言っていいのでしょうが、混雑します。混雑すればする程、リフレッシュしたはずの身体も疲れてしまいます。ここ最近は、ぜんそくのお子さんが調子が悪いのと、アトピー性皮膚炎の患者さんも空気が乾燥しているため、悪化が見られています。普段は近くの医院で診てもらっているお子さんでも、アレルギーが悪化しているとなると、当院を受診されるようです。
市外から来られる患者さんは、だいたい把握しているつもりですが、連休明けの月曜日は、地元の上越市のほか、妙高市、糸魚川市、柏崎市、刈羽村、長岡市から受診がありました。
多分、開業医としては、「診療圏」は広い方だと思っています。こういうエリアから、咳が増えてきたり、皮膚が乾燥し痒くなったと受診されます。ということで、ずっと忙しい状態が続いています。
日頃から真面目に診療に取り組んでいるつもりですが、更にこの「診療圏」から、アレルギーで困っている患者さんが新規に受診されます。
開院して5年が経ちますが、今でも新患が5人から多いと10人近く受診されることもあり、ほぼ全員が近くの小児科で治療を受けてきて、良くならずに不満を感じ、救いを求めて当院を受診されています。
どんなに外来が混んでいても、新患の患者さんには、なるべく時間を掛けるようにしています。多くが遠路遥々受診されているし、往々にしておかしな指導を受けていることが多いのです。専門医として、前医には申し訳ないけれど“格の違い”を示さなければならないし、中には症状が改善していないのに、同じ薬を処方し続ける医師も多いのです。良心的な医療を受けてきたとは思えず、良心の点でも“格の違い”を見せなければならないと感じています。
いつも言っているように、巷で言われる「3分診療」は、多く診た方が経営的に有利なので、現在の保険診療制度がそうさせている部分もあると感じています。また、待ち時間が長いと、患者さんが他院に流れてしまうことを危惧している医師も多いでしょうが、それは正しくないと思います。
当院は、県内では待ち時間がかなり長いと思いますが、通院して下さる患者さんが少ないかと言えば、決してそうではないでしょう。逆に、多くの医院がそういうスタイルの診療をしており、多少待っても専門的な医療を望んで受診される方が多いようです。
最近は、他院に通っても良くならなければ、セカンドオピニオン的な感じで受診して下さるケースも目立ち、「小児科はどこに行っても同じ」と多くの患者さんが持っていた考え方が、大きく崩れており、「やはり専門医にかからないとダメだ」という発想を持つ方が増えてきていると感じています。
これは、私の地元上越市ではかなり広まっていて、園や学校関係者も症状が良くならないと当院の受診を勧めて下さるケースが増えています。ただ、当院から離れれば離れる程、例えば「食物負荷試験」の存在すら知らない患者さんが多く、園や学校側からのアドバイスも減ります。
アレルギー専門医が少ない現状はいかんともしがたいのですが、患者さんは適切な診療を受ける権利を持っています。かかりつけ医が何でもできるということはまずない訳ですから、地元に確実に広がっているこの考え方を、上越地方、中越地方と広めていきたいと思っています。


