地道に「食物負荷試験」を実施しています。
県北のM市から引っ越してきたばかりの食物アレルギーの患者さんは、地元の小児科医から「これまであれもダメ、コレもダメ」と除去を指示されてきました。
昨日は新潟市の話をしましたが、どうも不確かと言うか、根拠のないアレルギー医療を受けている患者さんが多いようです。実際に負荷試験をやってみて、卵は食べられることが分かり、お母さんは目を丸くしていました。
ただし、これは新潟県だけの問題ではなく、某S県からO市に引っ越してこられた患者さんにも負荷試験を実施しています。何年も除去を指導されており、もう大きい子なので、本人も食べられないものと決めつけている感があります。
そりゃそうでしょう。ずっと母から「食べてはいけない」と言われ続けてきたものを、急に「食べてみようよ」と言われるのです。何とか励まし、口にしてくれました。本人にしてみれば、意外と美味しかったようで、最後は満足してくれたようです。「めでたし、めでたし」って感じです(笑)。
食物アレルギーの過剰な除去の指導は、“全国展開”しているようです。これだけの情報化社会で、「食物負荷試験」の存在が広まらないのは、極めて多くの医師が、「食物負荷試験」のことを患者さんに伝えていないからでしょう。
私としては、負荷試験も含め、目の前の患者さんを誤診がないように、一生懸命診察しているつもりです。“目先のこと”をあまり認識していないこともあるようです。
負荷試験が終わると、ちょっと時間が経ってからアレルギー症状が出てしまうこともあるので、院内に待機してもらった後も、近間で昼食を摂ってもらうこともあります。何かあったらすぐに戻って来れるようにです。
先の市外から受診された患者さんは、「早く帰りたい」とおっしゃいます。理由は「上越は胃腸炎が流行っているから」なのだそうです。ネットでは、こんなニュースを見つけました。
http://news.infoseek.co.jp/article/07kyodo2012120701002370
上越市の南の方では、大変なことになっているようです。胃腸炎がそれなりに流行しているのは把握していましたが、当院にはこの件で大した影響は出ていませんので、「食中毒」騒動の詳細についてよく理解していませんでした。市外からのお母さんの方が認識されいたようです(大汗)。
これから、当院のある上越市の北の方に広まってくることも考えられます。より気をつけなければならないと思っています。


