先日、市内の発熱した園児にインフルエンザの検査をしました。
ネットニュースでもインフルエンザが流行期に入ったと言っています。確かに、近くの園でもインフルエンザA型が流行ってきています。
最近のインフルエンザの検査は、A型、B型を一度に検査できます。これまでの患者さんはすべてA型だったのですが、そのお子さんはB型でした。ご存知のようにインフルエンザはA型とB型といって型の違うタイプがあります。A型にかかっても、更にB型にかかることもあります。1シーズンに2回かかってしまうこともあるのです。
当院で、今シーズン初めてのB型を確認した訳ですが、もしかしたら、これからはA型、B型入り乱れた流行になるのかもしれません。
今年から登園基準が変わりました。先日も触れましたが、解熱後3日経過していることの他に、発症から5日以上経っていることも加わりました。昨年までよりは厳しくなっているので、このやり方がインフルエンザの流行に歯止めをかける方向に向かって欲しいと思っています。
ただでさえ診療が忙しいのに、更にインフルエンザが流行し、その分の患者さんが増えれば、辛いのは患者さんですが、こちらも大変です。10月からの3か月間は、診療しながらインフルエンザワクチンの接種をずっとやっており、その苦労に報いるくらいインフルエンザが流行しないで欲しいのです。
毎年、インフルエンザが規模の差があれ、流行します。自分が大変だから流行って欲しくないとも聞こえますが(汗)、一番の目的は、「食物負荷試験」を休止したくないのです。
インフルエンザが流行期に入ると、負荷試験を休止せざるを得ません。3時間ほど医院に滞在することになり、私もインフルエンザの診療をしながら、負荷試験を実施することになってしまいます。どんなに気をつけても、院内感染の原因になってしまうかもしれません。それだけは避けたい、と言うのが理由です。
ここ数日で、インフルエンザのお子さんが増えている印象があります。ネットニュースで言っているように、流行期に入ったのでしょう。
ただ、既に冬休みに入っている園や学校も多いようです。園や学校で感染症をもらってくることが多いため、一時的にインフルエンザの流行に歯止めがかかると思われます。となると、1月の中旬から下旬にかけて本格的に流行ってくることが予想されます。
ここ最近の負荷試験は、件数が増えているようです。インフルエンザの流行期には休止すると言っているので、「駆け込み需要」なのかもしれません。多くの親御さんが「食べられてよかった」と嬉しそうに帰っていかれます。多くの小児科で「食べてはいけない」と言われている分、その“反動”も大きいのでしょう。
いつも言っているように、二人の小児科医が正反対のことを言えば、患者さんはどっちを信じていいのか困ってしまいます。負荷試験の存在を知り、実際に食べさせてみて何も起きなければ、それは「現実」です。どちらの小児科医の言うことが正しいかは、明らかです。
食物アレルギーに興味がなく、おかしなことを言い続けている医師も多いから、苦労している訳ですが、誤った考え方や指導を駆逐するために負荷試験を頑張っているので、そういう意味でもインフルエンザはできれば流行らなくて欲しい、流行っても小規模であって欲しいと願っています。


