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見分け方
2013年03月28日 更新

昨日の夕方、何となくテレビを観ていたら「良い歯医者の見分け方」という内容の番組をやっていました。

テレビの中でも言っていましたが、全国に歯科医院は7万件あるそうです。コンビニよりも多いと言っていました。膨大な数です。

あるコンビニの近くに別のコンビニができて、一方のコンビニが潰れていたなんてことはありますよね。ライバル同士がしのぎを削っている訳です。

歯科医院もいわばライバル同士ですから、客と言うか患者の奪い合いになるのだろうと思います。歯科医にしても生活がかかっているので、何としてでも自分が生き抜かねばならないと考えることでしょう。いろんな意味で無茶をする歯科医も出てくると思います。

また、自分にあった歯科医を見つけられず、転々とすることもあり、「歯科難民」と言われるのだそうです。昨日の番組は、歯科選びのコツを教えましょうというものでした。その中で3つのポイントが挙げられていました。
1.予約しても待たされる歯医者は要注意
2.治療方針を決めつける歯医者は避けろ
3.衛生士が指導してくれる歯医者を選べ

つい、医院をやっている者として、そういう視点で観てしまいます。最初の待ち時間に関しては、頭の痛いところです。当院は、“要注意”になってしまいます(汗)。

困っている人を見ると、何とかせねばと思ってしまいますが、いつも言っているように子どものアレルギーに関して、ガイドライン通りに診療していない医師があまりにも多いのが現状です。

当院は、初めて医院にかかる初診の患者さんが来ない日はほとんどありませんが、相談内容はほぼアレルギーです。大抵、ぜんそくやアトピー性皮膚炎が見逃されており、治療もガイドラインに沿っていないので、症状が改善しないという当たり前のことが繰り返されています。

診断をすれば、病気の重症度を判定し、お薦めの治療をしていくことになります。ぜんそくならオノンやシングレアなどのロイコトリエン受容体拮抗薬や吸入ステロイド、アトピー性皮膚炎なら皮膚症状に見合ったステロイド軟膏を使うことが推奨されています。治療方針を決めつけるのはダメとテレビでは言っていましたが、ガイドラインに沿えば、自ずと治療法は決まってきます。

歯の場合、例えばインプラント治療という高い治療を勧めてくる歯医者はマズいという意味だそうです。要は、医院の儲けの多い治療法を勧めてくるという話です。

当院の場合、前医でおかしな医療を受けて、不満を持って受診されるケースが多いのです。もしかしたら、私も「この人、信用できるのかな?」という目で見られているのかもしれません。「私のことを信用して下さい」と初対面で言っても、なかなか難しいでしょう。

多くの患者さんが満足な説明もされておらず、それとは逆の対応をするようにしています。ガイドラインを片手に時間をかけて説明すると、信用して下さる患者さんが多いようです。私の場合は、「次に来た時に、信用できるか判断してもらって構いません」と言うこともあります。

親の立場からすれば、長引く咳や湿疹の苦痛から解放してくれる小児科医が良い医者な訳で、正しく診断し、適切に治療すれば症状は軽快するはずです。親御さんの期待に沿うように努力し、そうなれば、信用に値するのであろうと思っています。

3番目の衛生士が指導という点は、衛生士は小児科にはいませんので、そこを看護師に当てはめて考えればいいと思います。当院の場合、少し看護スタッフから説明してもらうこともありますが、基本は私が話しています。アレルギーの場合、時間がかかるのは初診の時で、症状が軽快してくれば、話すべきことも少なくなってきます。

その他、番組の中で派手に宣伝している医院には気をつけろとも言っていました。いますよね、メディアに出たがる医院って。患者さんも釣られて、つい行ってしまうというパターンです。

良心的に医療をしていると、評判が良くなり、宣伝の必要がなくなるので、おかしな医療をする医院のように派手に宣伝する必要がないのだそうです。

何度通っても症状が改善しなければ、メリットがあるのは医院だけです。いくら“有名”であっても、驚くほど低レベルなことをやっている医院さんも目にします。ですから、症状が改善しなければ、多くの患者さんがあまり思いつかないことですが、私は「医師の腕を疑う」ことをお勧めしたいと思います。

患者さんもご自分やお子さんの身を守るために、ダメな歯科医や小児科医を見分ける目を養って頂きたいと思っています。