医師として、小児科医として、自分が社会のお役に立てる、こんなに嬉しいことはありません。
調布での食物アレルギーの死亡事故を受けて、園や学校側の目の色が変わっているように思います。これまでちょっと中途半端な対応をしてきたのに、今年は診断書を求めるなど、より良い体制づくりをしなければという責任感が伝わってきます。
私も誤食時の対応を含めた、食物アレルギーの基礎知識を広めたいと思っているし、園や学校側も知識を得たいと思っているようです。そこで、特にエピペンなどを持つ重症者のいる園や学校に出向いて講習をするということを働きかけているのですが、需要>供給のようです(汗)。
先日、当院が休診の水曜の午後くらいしか出掛けるチャンスはなく、既に8週連続で園や学校に出向くという話をしたばかりですが、その後も増え続け、現時点で6月5日まで11週連続で市内外の園や学校に出掛けます。
まだまだ声をかけているところもあり、いつまで続くことやらと思っています。ただ、需要がある訳で、かと言って私の代わりはいないので、ここは頑張りどきです。
昨日も市内の学校の養護の先生から電話を頂きました。エピペンを持ったお子さんが新入学するので、学校側もきっと気が気でないでしょう。そういう場合、主治医として一肌脱がなければなりません。
それにしても、昨日も中越地方の某市から食物アレルギーで困り果てた患者さんが相談に来られましたが、いつも通りというか、かなりいい加減な説明がなされていました。自分のできないことは、専門医に紹介すべきなのですが、それすらできない現状は目も当てられません。
アナフィラキシーの既往があるのに、エピペンの話すら出ず、誤食したら急いで飛んできなさいと言われていたそうです。どういう患者さんにエピペンを処方するかということを理解していないと言わざるを得ません。もしかしたら、この子の通う学校にも出向いてエピペンの取り扱いの話をすることになるかもしれません。
話は戻りますが、養護の先生との話の中で、職員全員がエピペンの講習をすることになったのですが、私の都合で申し訳ないのですが、2か月先になってしまいました。
新入生を受け入れて、2か月エピペンを預かり、いざと言う時に対応が必要になります。私も地元の養護教諭の研修会でアレルギー対応の講演をやっていますが、それにも参加されているようです。ただ、いざエピペンを持ったお子さんが入学するとなると、いろいろ不安になるのだろうと思います。
調布の死亡事故も教育委員会の報告書を見ると、医学的知識を持つはずの養護の先生の対応も、適切でない部分もあったようです。となると、知識の確認は何度してもし過ぎることはないと思われます。
ということで、2か月先に研修会を学校でやるのですが、知識を早めに再確認されたい場合は、診療が終わった後に医院まで来て頂き、話をしてもいいですよと伝えたら、「明日でもいいですか」と言われました。
私はもちろん、「明日でもいいですよ」と答えました(笑)。診療が終わるのが18時半の予定なので、その頃に来て頂き、サラッとお話ししようと思っています。
ただ、私の方に心配事があります。春休みということでN市など上越市外からアレルギーで困っている患者さんが何人も受診されており、30分くらいは時間がかかることもあります。そんなこんなで、昨日も仕事が終わったのが、19時半でした。お待たせしてしまいそうで、心配です。
私は需要に対し、供給していくだけですから、自分のやれることをやっていこうと思っています。


