この週末は、いかにも秋の行楽季節という気候になっています。そんな中、私は家にこもって“あること”をやっています。
“あること”とは、今週末に迫った日本小児アレルギー学会の発表の準備です。
時々書いていますが、私は平成13年に福岡のアレルギー専門病院で研修を受け、それ以来「学会活動」を行っています。
学会なんて、医師なら誰もが参加して勉強しているとお思いかもしれませんが、実際のところはそうとも言えません。当院はやたらと休診が多いですが、多くの医院はほとんど休診がないと思いませんか?。
私は、特に専門医として自分の知識や技術を維持するために、学会に参加しています。現在、年に3回以上は参加していますが、自分の中では新しい知識や技術を取り入れる最低ラインだと思っています。
あまり言いたくありませんが、学会にも出ず、誤診を繰り返す医師も結構います。自分の子どもを守るためには、その辺のことも知っておく必要があります。
「学会活動」と書いたのは、一般的には学会に参加して勉強するだけのことではなく、学会に参加して自身の研究を発表することを意味しています。
まだ若い病院勤務時代に先輩医師から「学会発表するように」と言われ、しぶしぶ発表するケースもあります。実際に、私の若い頃もそうでした。
ある程度経験を積み、一人でやっていけそうと判断すると開業を思い立つ医師が多いと思いますが、「発表しなさい」という上司もいなくなります。学会参加もままならず、「学会活動」は皆無となる人も多いようです。それがいけないとは思いませんが、少なくとも患者さんに迷惑をかけないように、自身の技術を磨く努力をしなければ、そうしてはいけないと思っています。
敢えて言えば、患者さんからすればそんな医師でも「先生」でしょうが、私は一緒くたにして欲しくはないです。逆に、迷惑とさえ感じます。
とにかく、直前にならないとエンジンがかからない体質なため、今になってスライドを作っています。何とか間に合わせるつもりです(大汗)。
タイトルとだいぶ異なる方向に進んでしまいました。
近頃、この場で長岡市に新たな患者会ができたことを述べています。「長岡にこっとくらぶ」というのですが、実は10月13日、つまり昨日が第1回目のおしゃべり会でした。
私は参加していません。食物アレルギーで困っている方々に正しい知識を提供したいと思ってはいますが、患者さんだけの集まりに、ずけずけと行って話をするほど無神経ではないつもりです。依頼があれば協力するし、私の知っている中で他の講師も依頼があれば、来て頂き皆の前で話をしてもらうこともできます。
注目の参加人数ですが、14組の参加があったようです。私が評価する立場ではないですが、結構集まってくれたなと言うのが本音です。
他院にかかっていて、いつも言っているように「食物負荷試験」の存在さえ知らされていない患者さんが何人もいたようです。患者さん達の“口コミ”が直接広がるのが、こういったおしゃべり会でしょうから、参加者にはとてもよく伝わることが期待されます。
食物アレルギーの診療に「食物負荷試験」は欠かせませんが、長岡ではほとんど負荷試験が行なわれていないようです。ただし、ゼロではないようです。そういった事実を患者さん達が共有することで、どの医療機関でどういうレベルの医療を受けるのかという判断材料になればと思っています。
なかなか正しい知識の広まらない地域で患者会が立ち上がり、それなりの参加者があり、上々のスタートを切ったことを素直に喜びたいと思っています。


