食物アレルギーのことを日々書いていますが、当院はぜんそくやアトピー性皮膚炎のお子さんも大勢診ています。
食物アレルギーで困ったら園や学校がいま受診している小児科から当院へ医者を代えるようアドバイスして下さるケースが多くあります。最近は、咳が出やすいので、咳に関しても当院の受診を勧めて下さることもあります。
私としては、アレルギーにこだわって診療していますし、そうやって当院に行けばもっと症状が良くなるよとアドバイスして下さる方々のためにも、“格の違い”を見せつける必要があります。
やっぱり田舎は、いまだに「お医者さんに診てもらえば十分」という向きもありますが、時代は既に田舎であっても「専門医を受診した方がいい」という流れになっています。
昨年、別の小児科ですぐに点滴を繰り返されていた患者さんが、この春に当院に移ってこられたのですが、やはり点滴は本人はもちろん、親御さんにも負担になるようです。点滴台で押さえつけられ、泣きじゃくるお子さんを1時間も2時間もベットの上であやさなければいけない訳ですから。
当院に移ってこられて、初めての秋になったのですが、お母さんから「去年は点滴、点滴で大変だったのですが、今年は点滴もなく順調です」と言われました。そう言われるのは嬉しいことですが、私は当たり前のことをしているだけなのです。もちろん専門医と非専門医の治療に差があるから、そういう差になって結果が変わってくるのでしょう。
前医の治療には興味もないので、具体的にどこをどうしたら良くなったということもハッキリ言えないのですが、目の前の患者さんを良くすることだけを考えて、診療しているつもりです。
そうやって“格の違い”をひとりひとりに知ってもらうのも私の役目の一つです。
症状が軽く、日頃の調子が良ければ治療を休止していますので、また秋になって調子を崩しかけると、迷わず当院を受診して下さる患者さんが大勢いらっしゃいます。
昨日は、とにかく大変でした。
最近、誤食による救急搬送が新潟県内で多発しています。10月30日にも柏崎市で小麦アレルギーの患者さんの誤食事故があったそうです。何度か書いていますが、私は他の表沙汰になっていないケースも把握しており、氷山の一角です。
朝、テレビ局から取材依頼の電話がありました。食物アレルギー対策についてのようです。
よく学会での発表の準備が直前にならないとエンジンがかからないと野村監督のようにボヤいていますが、テレビ局も旬の話題をこれだと決めると、一気に取材の日程を決めるようです。私のパターンよりはもちろん計画性はあるのでしょうが、話を聞くと、何やら14日に放映が決まっていて、私の活動や最近話題の患者会の様子を取材したいご意向のようです。結構ハードです(汗)。
今日の水曜の午後は恒例の食物アレルギーの講演がありますが、急遽同行取材が決まりました。朝、9時前に電話を頂いたので、診療開始が10分ほど遅れてしまいました。
この日も負荷試験を行ないましたが、私の経験が根底から覆されるようなことが起きました。これについては、明日にでも触れようと思っていますが、エピペンと同じ成分のアドレナリンを使わざるを得ませんでした。
昨日も書きましたが、診療後にアナフィラキシーショックの事故を起こしたK市の担当者と面会の予定もありました。
ところが、外来はごった返し、診療が終わったのが19時20分頃でした。お待ち頂く可能性も伝えていましたが、こんなに遅くなるとは思いませんでした。ただ200人もの受診があると、私のやり方では18時半に終わらせることは不可能です。
それからK市の担当者と今後について話し合いました。言い訳がましい発言も一切なく、事故を起こしてしまったことは反省されており、今後どうしたら良くできるか?という気持ちは十分に伝わってきました。もちろん、私も全面的に協力させて頂きます。
あと、私の患者さんで、食物アレルギーは重症だけれど、体重が満たずエピペンを処方できないお子さんがいます。この春の入園に際し、誤食に気をつけ、必要時に速やかに内服薬を飲ませる取り決めが市側となされていたのですが、母の話ではそうなっていなかったようで、その件についても約束を守るよう要求しました。
何だかんだで家に帰ったのが20時半でした。毎日、こんなてんやわんやな日々を送っている訳ではないのですが、さすがに疲労困憊でした。
実は明日も診療後の夜にメディアの取材が入っています。ほかにも取材依頼がありますが、メディアが取り上げて下さることで、誤食事故を減らすことができるのなら、お安いご用です。
こんな感じで、猫の手も借りたいくらいの日々ですが、何とか乗り切りたいと思っています。


