1週間は早いもので、また水曜を迎えました。
今日の午後は、三条市に行きます。食物アレルギーの対応は各自治体ごとに委ねられていますが、市町村でまだ研修会を行っていないところも散見されます。
確かに町や村になると子どもも少なく、従って食物アレルギーの患者さんも少ないでしょうから、なかなか重い腰が上がらないなんてこともあるでしょう。周辺の中核となる市がそういった体制を取ることで、「我々もやらなきゃいけないんじゃないか?」という気持ちになって欲しいと思っています。
それには、メディアの力も大切だろうと認識しています。最近は、テレビや新聞社からの取材も多く、食物アレルギーの抱える問題点をあぶり出して欲しいと思っています。
ちなみに、先週は上越市内のある幼稚園に出向き、誤食時の対応についてお話ししてきましたが、テレビ局による同行取材がありました。今日も、別のテレビ局が研修会を取材に来られるようです。更に、来週は柏崎市に出向きますが、今度は新聞社が取材に来られると聞いています。
そうそう、新潟県内の方しか観られませんが、明日14日(木)の18時台のTeNY(地元のテレビ局)のニュースで、記者さんが私の活動や患者会、ある患者さんのお宅にいき取材した食生活について報道がなされるそうです。
以前は、テレビに出ることに“憧れ”を感じていました。多分、皆さんが少なからず持っているミーハーな気持ちと同じようなものです。今年は調布の死亡事故の件で冬から春にかけて3回出ていますし、明日も含め2~3回出させて頂けるようです。仕事でですし、正しい情報を伝えたい気持ちが先走り、“憧れ”とかはないですね~(笑)。
子どもは成長、発達のために食べなければならない、これは当たり前のことですが、その当たり前のことに障害があるのが食物アレルギーなので、「食べる恐怖」、「食べさせる恐怖」は当事者でないと分かりません。今回の一連の報道で、多くの視聴者の方々に食物アレルギーについて一石を投じることができればなと思っています。
よく「先生、とても忙しそうだから」と言われます。開業医は、他の医師がどの程度忙しいか分かりませんので、自分が忙しいのかどうかも客観的には分かりません。
主観的には、夏よりも受診される患者さんがはるかに多い、「食物負荷試験」を毎日のようにこなしており、更にインフルエンザの予防接種も実施しており、毎週のように講演活動をして、ここ最近は頻回に取材を受けています。先日も書きましたが、市内の小学校でアレルギーについての講演会を任されており、それが17日(日)に迫ってきました。その準備もしなければなりません。多分、他の小児科さんよりは少しは忙しいのだろうと思っています。
あと、今やっていることは、ある市から依頼があり、学校給食の食物アレルギー対応マニュアルのチェックを行なっています。
誤食させないようにという点では、一人で確認するのは危険と言え、ダブルチェック、トリプルチェックしかないと思っています。あとは、誤食時の対応です。マニュアルを見ると、エピペンのことに触れられています。更に「119番に電話して…」と書かれています。
確かに、子どもの命を守ることが最優先ですから、最悪の事態を考えて対応することは大切です。ただ、軽いじんましん程度で済むことも多く、軽い時の対応が手薄になっているように感じています。軽い症状しか出ていないのに、エピペンを打つというのは医師からすると明らかなオーバーな対応と思います。ただ、学校の先生はプロではないので、そこまで求めるのは酷かもしれません。
あと今回チェックしている市のマニュアルには「ショック体位」のことが書かれていません。そこは指摘しないといけません。ショック体位とは、ショック時に体を横たわらせ、足を15~30センチ上げた体勢をとることです。
このことはショック時の対応として避けては通られず、触れて頂くようお願いしたいと思っています。
更に、少量で強いアレルギー症状を起こす場合は、アレルギー専門医のもとを受診するという文言も入れて欲しいと思っています。専門医と非専門医では、知識に大きな差があるので、これってとても大切なことです。ただ、地元の医師達の反対にあうのだろうなと思っています。
今回は、地元に食物アレルギーの専門医がいないから私のところにマニュアルチェックの仕事がまわってきました。というか、既に地元の小児科医がチェック済みのようですが、エピペンの取り扱いのところにミスがありましたが、気付かれていませんでした。担当者にそれを指摘し、訂正して頂かないといけません。
重症な児の場合、命がかかっている訳です。かかりつけ医にかかっていても、適切な指導を受けられていなかったり、エピペンすら処方されていないこともあるくらいですから、エピペンも含めた対処薬が出されていないことに学校側が気付いた際には、市として専門医に診てもらうことを推奨する方向性をとって頂きたいと思っています。


