小児科 すこやかアレルギークリニック

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2014年02月12日 更新

高梨選手、残念でした。

12日の早朝4時に女子のスキージャンプ決勝が行なわれました。私は仕事をしながら見ていました。金メダル大本命と言われ、日本の期待を一身に背負い、そのプレッシャーたるや大変なものだったと思います。

私も含め、多くの人がオリンピックの時だけ応援するにわかファンが多いのだと思います。ワールドカップの試合は日本開催でないとほとんど中継しないし、メディアの姿勢も影響するのかもしれません。

世界トップクラスのずば抜けた才能を持っているのは間違いないでしょうから、まだ若いし、これからも頑張って頂きたいと思っています。

先程、「仕事をしながら」と書きました。昨日も触れたように、今日は珍しく製薬会社の担当者対象に食物アレルギーの話をする予定になっています。

いわゆる医療関係者となるのですが、ご自分が食物アレルギーでも持っていない限り、なかなか食物アレルギーに触れる機会もそうないでしょうから、いつも話しているスライドを使えば、約束の1時間半はいかようにでも話せます。変な言い方、いくらでも手抜きはできると思います。

しかし、性格なんでしょう(汗)。なかなか手抜きができないのです。それで4時にスライド作りに励んでいるという状況です。

最新情報も組み込まないといけないと思い、「経皮感作」のスライドを作っているところです。「経皮感作」とは、皮膚からアレルギー物質が入り、それに対しアレルギー反応を起こしやすくなるという考え方です。

マウスの皮膚に前もってピーナッツの液体を塗っておくと、ピーナッツの抗体を作りやすくなるとか、ヒトでも家庭内のピーナッツの消費量が多いとピーナッツアレルギーの危険因子になるなど、皮膚経由で食物アレルギーが悪化する可能性が示されています。

「アレルギーマーチ」という日本発祥の概念があり、乳幼児期に食物アレルギー、アトピー性皮膚炎を発症し、のちにぜんそく、アレルギー性鼻炎を発症していくという発症の仕方を表しています。いま読んでいる文献では、経皮感作が全身のアレルギー疾患発症に大きな影響を及ぼすことが明らかになってきたと書いてあります。

もしかしたら、アレルギーマーチの阻止できるのでは?とも言及されており、その辺も話をしないと、やはり医療関係者ですから物足りないと思われてしまうのではと思った次第です。機会があれば、この辺のこともいずれ触れたいと考えています。

高梨選手ほどのプレッシャーではないですが、少し緊張感がありますので、スライドの完成に励みたいと思っています。