昨日は、仕事が終わったらホンダに行くつもりでした。
確か20時までやっているので、十分間に合うと思っていました。しかし、行けませんでした。単純に診療が終わらなかったからです。
当院は、午後の診療は13時半からなのですが、午前中の診療が早く終われば終わるほど、昼休みは長く取れます。一方、診療が終わらなければ、昼休みはなくなります。特に火曜、木曜は予防接種の日なので、13時半前に多くの方が接種のスタンバイ状態になっているので、尚更休憩は取れなくなります。
昨日はまさにその通りで、それは日頃から結構あることなので、仕方ありません。混んでも混んでなくても、必ずと言っていいほど12時半には診療の終わる医院もあるでしょうが、当院の場合はそうはなりません。混雑すれば、熱や咳など症状が改善していない患者さんも多いでしょうから、時間はおのずとかかるはずです。いや、かけなければならないと思っています。
さすがに何も口にせずに、午後外来に突入することは避けたかったので、チョコレートクッキーを4枚をコーヒーで流し込んで、午後の診療を始めました。
予防接種と健診が終わると、初診の患者さんが受診される枠を取ってあります。通常、複数人が受診されますので、20分、場合によっては30分以上時間をかけ、病気の説明をしています。
前医では診断名も告げられることなく、塗り薬が出ていたりして、何も言わず患者さんは通っていても、内心不満は持っているようです。私のやっている医療が100点満点だなんて思っていませんが、当院に来る前の医療は、私から言わせれば「赤点」がほとんどなので、せめて75点くらいは取りたいと思っています。
15時前後はさほど混まないため、つい新患の患者さんには多くを語ってしまいます(笑)。診療が終わってその患者さんの電子カルテを閉じると、待っている患者さんの人数が増えているという状況になってしまいます。
当院の電子カルテでは、待っている患者さんのリストがパソコンの画面で40人近くが表示されます。診療していない人はピンク色で表示されますが、よく画面全体がピンク色に染まります。そう、40人待ちということを意味しています。
スタッフがいろいろと協力してくれていますが、診療は私が一人一人を診なければならないため、これに関しては誰も助けれくれません。スピーディーに診療しなければならないのですが、こういう場合でも熱が続く、咳が止まらないという患者さんには、どうすれば症状が改善するのかを考え、必要なら採血や処置を行なっています。
医師の仕事って、特に内科系の医師は、椅子に座って診察をして…と大して重労働でもないとお思いでしょうが、さすがに「患者さんを待たせてはいけない、でもいい加減な診療はできない」と思いつつ、多くの患者さんの診療をするのは結構な労力で、エネルギーも消耗します。
そんなこんなで、診療が終わったのが20時近くでした。ホンダに行くのは諦めざるを得ませんでした。仮に時間が残っていても、行くだけの気力は私には残っていませんでした(涙)。
それだけではなく、実はまだやらなければならないことが山積しています。
1月に発表した食物アレルギー研究会の抄録提出が4月末までで、まだやっていませんし、5月上旬に日本アレルギー学会があり、私は口演とポスター発表があります。その準備に取りかからなければなりません。
更に、8月に全国規模の学会で、医師向けに開業医における食物負荷試験の話をすることになっています。抄録の締め切りが5月だそうです。この1年以上、当院で実施した食物負荷試験の細かいデータを電子カルテから抽出し、データをまとめる必要があります。
また、秋に開催される小児アレルギー学会も12年連続で発表しており、今年もそうするつもりですが、演題の締め切りが5月末だったようです。その準備もしなければならず、ゴールデンウィークはのんきにリフレッシュという訳にはいかないようです。
真面目に取り組めば取り組むほど、医者の仕事も重労働と言っても過言ではないだろうと思っています。


