小児科 すこやかアレルギークリニック

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恐ろしい
2015年04月22日 更新

昨日も、忙しかったです。

仕事が終わり、夕飯を食べていると、誰もいないはずの2階からドタバタと音がします。「えっ、泥棒?」なんて思いました。いや、泥棒ならもっと静かにしているはず。

次の瞬間、頭に原因が思い浮かびました。「魚が脱走したんだ」と思いました。慌てて二階に駆け上がると、先日格安で購入したアロワナが床でピチピチと飛び跳ねています。

体長が50センチほどもあるので、そのまま抱いては服が汚れるので、送られてきた大きなビニールに包んで抱き上げ、水槽に戻しました。手でつかんで、という大きさではないのです。それにしても、私のいる時間帯でよかったです(汗)。

ほんの数分だったので、今も元気に水槽内を泳いでいます。大きな魚を狭めの水槽に押し込んでいるので、もう少し奥行きのある水槽に買い替えようか検討しています。それにしても、一瞬不審者かとも思い、恐ろしいと感じました。

昨日、某N市から患者さんが受診されました。最近、市外から受診される患者さんも結構目立ちます。

当院はアレルギー体質のある患者さんがほとんどで、食物アレルギーで相談に来られる患者さんの何%か把握していませんが、ほとんどがアトピー性皮膚炎を持っています。前にかかっている医師がいても、その多くがお決まりの“乳児湿疹”と診断されており、アトピーとは診断されていないことにいつも驚かされます。

今回の患者さんは、さすがにアトピー性皮膚炎と言われていたようですが、つい最近のことで、私なら1年近く前から診断していたであろう状態でした。親御さんがアレルギー検査を希望したら、卵が5でミルクが3だったかな、陽性の状態でした。かかりつけ医から除去を指示されていました。

いつも言っているように、検査が陽性だから除去するのではありません。食べて症状が出るから除去する必要があるのです。卵も乳製品も誤って食べると症状が出るのだそうです。つまり、卵も牛乳もアレルギーがあるということになります。

新年度で、その子も保育園に通っていることから、園から食物アレルギーの診断書を求められたそうです。かかりつけの病院の小児科医に相談すると、完全除去を指示しているにもかかわらず、「加熱したものは食べて良い」なんて指示書を書き始めたのだそうです。

これは、新しいパターンです。親御さんも病院から完全除去を指示されているばかりか、普段食べていないものまで“食べてよい”と書かれたことにビックリしたそうです。「おかしい」と思っても、医師を目の前にすると文句の一つも言えないものです。

やはりおかしいと言うことになり、当院の存在を知り、受診して下さったようです。敢えて言いますが、今回の医師は、多分自分がおかしいことをしているとは思っていないため、似た状況で同じミスを繰り返すことでしょう。“医療”ってそれほど恐ろしい部分を持っています。

それにしても園で普段食べていないものを出されて、アナフィラキシーを起こしたかもしれず、本当に恐ろしい話です。そもそも食物アレルギー対応が進む中、医師も一緒に取り組んでいかなければならないのに、こんなトンチンカンなことをやる医師は少なくないと思っています。これは新潟県の課題でしょう。

もちろん、負荷試験という方法があり、どこまで食べられるか判断していきましょうということになりました。ただし、皮膚科に通っていても、アトピーの状態が良くなく、そんな状態で負荷試験をしても、食べて痒くなったのかさえ判断できません。皮膚の治療もしつつ、あわせて負荷試験をやっていくことになりました。

こんなおかしくて、恐ろしい対応をされている患者さんが氷山の一角と思われ、多少遠くても是非とも受診して頂きたいと思っています。