昨日は、水曜日。
診療が終わったら、講演がありました。普段の診療では、初診の方や症状改善が思わしくない患者さんには時間をかけています。小児科外来では、良くもなっていないのに、おかしいと思わない“おかしさ”は昨日指摘させていただきました。
昨日は、100キロ以上離れた街に行くことになっており、15時過ぎから講演開始のため、13時には出ないと間に合わないと思っていました。普段は、普通の小児科のような「時間との戦い」みたいなことはしていないのですが、診療もややスピードを上げていたつもりです。さすがに遅刻はまずいからです。
なんとかギリギリで13時に出発することができました。最寄りのインターから高速に乗り、走り出しました。まもなく変な音に気付きました。微妙にハンドルも取られるようです。
右のドアミラーで確認すると、右の後輪から白煙がのぼっていました。パンクだと把握するのにそう時間はかかりませんでした。パンクはタイヤに小さな穴が開き、空気が抜けるのですが、大きな穴が開き、タイヤがボロボロの状態になるのがバーストです。この振動、音、煙からするとバーストだと思いました。
これまで何度も講演のため、新潟県内を駆けずり回ってきましたが、パンクは初めてのことです。車を路肩に停め、タイヤの状態を確認します。路肩が狭く、タイヤ交換するには体が走行車線にはみ出してしまいます。
よくタイヤ交換中に後続車に引かれ死亡なんてニュースを耳にします。2キロ先にパーキングエリアがあるし、もう少し路肩の広いところまで進もうと路肩を徐行しましたが、広いところなんてありませんでした。しかもこのタイヤでは、もう前に進むこともできません(画像)。
タイヤ交換をやる決意をしました。ジープタイプなので、スペアタイヤはボディの下に格納されています。トランク内からすぐに取り出せるタイプではなく、しかも一度も外したこともない。
遅刻しては大変と、車のマニュアルをみながら、何とかスペアタイヤを外しました。すぐ隣を車がビュンビュン走り抜け、ハンドル操作を誤った車がぶつかってきたら、命はないなと思っていましたが、さすがに遅刻は避けようとなかば必死でした。
タイヤ交換は慣れているのですが、車載の工具がタイヤを固定しているナットに合わず、ここで万事休す。自力での交換を諦めざるを得ませんでした。幸い、40メートル先に非常電話があり、そこからSOSをしました。
それからJAFが来て、車を2キロ先のパーキングエリアまで運んでくれました。もちろん、講演の担当の方にトラブルに陥っている一報も入れました。
何とか間に合おうと努力しましたが、結局時間もかかってしまうことになり、講演の延期が決まりました。関係の皆様にはご迷惑をおかけしました。大変申し訳ありません。
猛吹雪で、高速道路が通行止めになり、1時間近く遅刻したことはありましたが、こんな大失態は初めてのことです。
それにしてもこんなご迷惑をおかけしてしまい、悔しいやら、自分の不甲斐なさにがっかりします。社会人として、次は許されません。タイヤも古くなっていたようで、この際新品に交換しようと思っています。



