小児科 すこやかアレルギークリニック

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拠点病院
2016年12月16日 更新

食物負荷試験は、アレルギー症状を起こすリスクはありますが、上手くいった時の喜びを本人、親御さんと味わえるのは格別です。

多くの食物アレルギーで困っている患者さんが、その負荷試験を受けられないのは、ひとえに医者のせいだと思っています。

例えば、卵を食べて症状が出れば、当たり前のように「食べてはいけない」と言うし、アレルギー検査で卵白が陽性だと「除去しなさい」と言う。

当院であれば、少ない量で食べさせようとするし、検査が陽性であっても、卵を食べて症状が出た訳ではないので、卵アレルギーとは確定できないと思います。ですから、少ない量の卵で負荷試験を行っています。

もちろん、食べて症状が出なければ、食べ続けていただいています。「食べるな」、「除去しろ」と言うのは簡単ですが、いつまでとか、どうしたら食べられるとかの提案もなく、もちろん専門医のへの紹介もなし。

多くの無理解の医者によって滅茶苦茶にされているというのが、日本の食物アレルギーの現状だと思っています。

専門医は、増加する食物アレルギー患者にどう対応し、リスクを背負いつつ、少しでも食べさせていこうかと考えています。関心のない医者は、誰に紹介しても除去しろと言うに決まっているとでも思っているのでしょうか?。紹介したら、自分の手元の患者が減り、収入も減りますから、良しとしないのでしょうね。

国は食物アレルギーの拠点病院を作るなんて言っていますが、思ったほど機能しないのではないかと思っています。専門病院の第一人者が知恵を出して考えた発案ですが、医者がどれだけ紹介することを嫌がるのかを理解していないのです。

拠点病院に紹介状を書くとお金がもらえるとかしないとダメでしょうね。患者が食べられるようになっても、医者自身にメリットがなければ、紹介はしたがりませんよ。結局、医療はカネで支配されている部分が大きいのです。

当院は、開業医ながらそれなりの専門的医療を行っているつもりです。国は当院のような開業医を無視し、拠点病院へ行けと勧めるでしょうが、その拠点病院も私から言わせるとどれだけのレベルかも分からない訳です。

開業医も含めて、まともなアレルギー医療をやっている既存の病院を提示した上で、拠点病院もありますよと言わなければ、地域のために頑張っている医師に失礼に当たるのではないかと思っています。

多くの非専門医が足を引っ張る状況で、とても難しいのは分かりますが、既存の専門医療機関が気持ちよく診療を続けれるようにしていただきたいものだと思っています。