PACI STUDYのメリット、デメリットについて考えたいと思います。
以下のページに成育医療研究センターから成果の報告がなされています。
https://www.ncchd.go.jp/press/2023/0410.html
まずはデメリットから。
「プレスリリースのポイント」の下の方に積極的に治療した群に成長障害があったように書かれています。因果関係は不明とされています。
小児ぜんそく治療における吸入ステロイド薬の時も若干身長の伸びが劣るような報告がありました。ステロイドを広範囲にたっぷり塗布することで、起き得ることは卵zされなくはありません。
ただ、まだ短期的なデータなので、一時的なものかもしれませんし、続報を待ちたいと思います。
メリットについては、食物アレルギーの発症を減らすことができれば、食物アレルギー対応ですることになるご苦労がなくなる訳ですから、計り知れないと思っています。
25%減ったということにプラスして早期から食べさせる。これは当院がずっとやってきていることですが、卵だけでなく乳、小麦アレルギーもほぼ100%治すことは可狽セろうと考えています。
今回、食物アレルギーについて強調されていますが、アトピー性皮膚炎があると、食物アレルギー、ぜんそく、アレルギー性鼻炎も引き続き発症してくるとされています。そう、アレルギーマーチのことです。
その後のぜんそくやアレルギー性鼻炎の発症も抑えることができるのかも評価されていると思いますので、更なる報告が待たれます。