小児科 すこやかアレルギークリニック

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すこやか健康フェア
2013年07月19日 更新

「医院」のやるべきことは、診療だけではないと思っています。

医院で待っていて、受診してくれた患者さんにいろいろ説明しても、たかが知れています。より多くの方々に知ってもらうには、もっと外に向かって「情報発信」することがとても重要であると気付きます。

特に食物アレルギーは、医師や一般の方の間で誤解も多く、いつも言っているように食べられる・食べられないの判断は、「食物負荷試験」でしか判断できないにもかかわらず、多くの方がそういった検査の存在すら知らないのは、とても問題があります。

平成13年に福岡のアレルギー専門病院で研修させて頂き、新潟では誰も言っていなかった「食物負荷試験」を目の当たりにし、ビックリしました。そして、「これを新潟県内に広めたい」、そう決意しました。

それ以来、ずっと啓発活動を行なってきました。10年以上経って少しは負荷試験をやる医師が出てきましたが、まだまだお寒い限りです。いまだに当院のような一開業医のやっている負荷試験の件数が、多分新潟県内で実施されているであろう総件数の何分の1かを占めている現実がそれを物語っています。

毎週水曜の午後にエピペンに関する講演を繰り返し行なっています。その際に、抱き合わせで「食物負荷試験」の話もしています。仮に患者さんが食物依存性運動誘発アナフィラキシーであっても、最近は食べて、運動する負荷試験を実施します。何が原因で、何を除去すればいいのかを明らかにするためです。

そういう地道な努力を行なってきても、「食物負荷試験の話は初めて聞きました」なんて意見も耳にします。そんな時はガックリきますが、それを悲しむよりは、負荷試験を知っている、聞いたことがある人が増えてきていることを喜ぶべきでしょう。

私がどんなに叫ぼうと、なかなか広まらないものだと分かりました。圧倒的な知名度不足もあるのかもしれません。

そこで考えたのが「すこやか健康フェア」でした。日本の第一人者の先生に来て頂き、「食物負荷試験」も含めた食物アレルギーのことについて講演して頂くのです。ご高名な先生であれば「聞いてみたい」という人も少なくないだろうと思ったのです。いや、新潟に居ながらにして、トップレベルの話が聞けるのは、有意義なことだろうと思っています。

当初は、私の地元上越市で実施していましたが、新潟市などから遠く、なかなか参加できないという声を耳にします。「では、新潟市まで行っちゃいましょう」と思い立ったのが一昨年のことです。

その時は、私の恩師である福岡病院の柴田瑠美子先生に来て頂きました。会場もおごって、新潟で一番有名な「朱鷺メッセ」という会場をお借りしました。一杯になった会場を目の当たりにした時は嬉しかったですね。

柴田先生は、この分野では、押しも押されぬ日本の第一人者ですから、それ以来食物アレルギーのガイドラインを作る側の先生をお呼びしようと思ったのです。しかも、県内各地をまわろうと考えました。それが昨年の長岡市の「ハイブ長岡」での相模原病院の海老澤元宏先生の講演へとつながります。

そして今年の案内ですが、9月28日の午後から三条市の「燕三条地場産業振興センター」にて同志社女子大の伊藤節子先生に来て頂き、ご講演頂きます。

もちろん、伊藤先生も食物アレルギーの診療ガイドラインの作成委員で、日本の第一人者でいらっしゃいます。

いま、関係各所にチラシを配布する手配をしているところです。今年の健康フェアも是非とも成功させたいと思っています。