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聞き手が変わると
2013年06月25日 更新

NHKの大河ドラマ「八重の桜」を観ています。

幕末はそれこそ“ドラマチック”に推移したこともあり、大河ドラマの題材としてよく使われます。3年前の「龍馬伝」も録画したこともありましたが、1話も見逃しませんでした。

社会科は好きな方でしたが、幕末のことは複雑だったりして、正直理解不足でした。よく政治家が憧れの人物として挙げる坂本龍馬のこともイマイチよく分かっていなかったため、3年前に「龍馬伝」が始まった時に、観て勉強しようと思いました。

「龍馬伝」を観ていて、敵対していた新撰組が出てきました。この新撰組も数年前の大河ドラマで取り上げられていたため、「新撰組!」のDVDを購入して観ました。当然、新撰組が主人公で、坂本龍馬は脇役となります。

そして今度は「八重の桜」です。これは会津藩が中心として描かれています。私が小学校の頃は、修学旅行に会津若松に行きました。鶴ヶ城、白虎隊の名前はこの頃から知っていましたが、幕末の歴史の1ページを彩った会津藩の話は理解していませんでした。

当たり前のことですが、「八重の桜」では坂本龍馬も新撰組も脇役です。それぞれが“正義”を持っていて、正義のために立派に生きた話と言えるのだろうと思います。つまり、立場が変われば、話が一気に変わってしまうのです。

話が大きくなってしまいましたが、今日から11日間で5つの講演が予定されています。26日新発田市、30日石川県、3日上越市2件、6日柏崎市というようにです。

26日と来月3日は園や学校関係者が対象なので、いつものように誤食の対処法がメインの話となりますが、いつも抱き合わせで食物アレルギーの基礎知識も知って頂く努力をしています。

一方、30日は参加者は、年配の方が中心と聞いています。昔は食物アレルギーの子どもは少なかったため、食物アレルギーが死に至る病気であることはあまり理解されていないだろうと思っています。それをどうやって伝えるかを考えているところです。

高齢の方でも、ハチに刺されて死亡するニュースは耳にしているでしょう。これはハチ毒の毒素のせいではなく、それに対し激烈なアレルギー反応を起こしてしまい、場合によっては死に至ってしまいます。

ハチ毒によってアナフィラキシーショックを起こすが、それ以外に食物や薬物が原因として挙げられるというように話を進めていけばいいのかなと考えています。

7月6日の件は、この場でも紹介していますが、多分子育て世代のお母さんが多いのではと予想しています。

実際に、お子さんが食物アレルギーを持ち困っている方もいらっしゃるでしょう。離乳食の進め方や、母乳を与えて良いのかどうか、母自身が何かを制限しなければならないのかどうか、アトピー性皮膚炎との関係、解除の仕方などを知りたいと思っていると思うのです。

上の子が食物アレルギーで、これから生まれてくる子を食物アレルギーにしないためにはどうしたらいいかと言うことにも興味はあると思っています。これについては、妊娠中や授乳中にアレルゲンを除去する研究が繰り返し行われてきました。ちなみに、現時点では除去は推奨しないことになっていると思います。

高齢者と子育て現役世代では、食物アレルギーの捉え方は大きく異なるでしょうから、それぞれに見合った話を用意していかないといけないと思っています。

聞き手が変わっても話の基本は変わりませんが、まず「食物アレルギーってどんな病気?」という人々にする話と、既に食物アレルギーのことで困っていれば、不安からくる様々な疑問を解消するようにする話は、変わって当然です。

今日から11日の間で立場の異なる方々への講演が3種類ありますので、私の方も正直準備が大変です。まだ少し時間がありますので、もう少し構想を練ることができます。

聞く側の方々の立場を考えながら、もう少し悩もうと思っています。