小児科 すこやかアレルギークリニック

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現場の声
2013年05月09日 更新

昨日は、水曜日で診療は午前中のみでした。

午前中、〇〇保育園の園長先生から電話がありました。「あれ、何で〇〇保育園から!?」って思いました。私の中では、昨日書いたように〇〇小学校での勉強会に、近隣の〇〇保育園の先生方も合流してくれると思っていたのです。

実は、私の勘違いで、肝を冷やしました(大汗)。

〇〇小学校で話した後、〇〇保育園にハシゴすることを了承していることをすっかり忘れていました。最近、こういう勉強会の依頼が多く、こういうこともあるのだと反省させられました。

16時から〇〇小学校で話が始まり、1時間ほど食物アレルギーの基礎知識と誤食時の対応の話をさせて頂きました。それからエピペンの練習用のキットを使って、実習になります。終了したのが17時45分頃でした。

それから道路を挟んだ〇〇保育園に移動し、再度食物アレルギーの話をすることになります。園では、職員の方々が揃ってくださっていました。

実は、昨年の9月にこの園でエピペンの話をしています。「あれっ、スタッフが多いぞ」,そう思いました。

別に多かろうが、少なかろうがそんなことは関係ないので、話を始めました。やはり、調布の死亡事故があってからは、話を聞く側の姿勢が違っているように感じます。話が終わった後も質問も出るようになりました。それだけ、現場では切実と言うことなのだろうと思っています。

7月に小千谷市で正真正銘のハシゴをすることは書きましたが、私の勘違いからこの日もハシゴすることになりました。穴を開けることにならずに良かったです(汗)。

私だけかもしれませんが、エピペンの打ち方の練習も含めると、1時間半ほど話し続けることになるのですが、正直言って結構疲れます。それを同じ日に2回繰り返すのは、それなりの労力だとよく分かりました。

ただ、こういう活動をしている小児科医はほとんどおらず、新潟県内で自分以外にいるかとなるといないでしょうから、需要がある分、供給せねばなりません。頑張りどころなのだろうと思っています。

何とか話し終え、講演後に園長先生と話をしたのですが、他の園からの参加者もあったから、スタッフが多いと感じてしまったのです。それは有り難いことだと思います。

こんな感じで、講演の後に校長先生や園長先生と雑談することは多いのですが、大事な「現場の声」を聞くことができました。

園や学校で、誤食によりアレルギー症状が出る可能性はあります。頻度的には、じんましんなどの皮膚症状、咳、喘鳴といった呼吸器症状、嘔吐、腹痛といった消化器症状が出やすいのです。

その園では、お子さんがじんましんと咳が出て、抗ヒスタミン薬を飲ませようとしたところ、咳き込んで粉薬が飛び散りそうになったことがあったそうです。また、先ほど述べたように嘔吐がみられることもあります。例えば、薬を飲ませた直後に吐いてしまえば、内服薬の効果は期待できないことになります。

これまで、園や学校側に内服薬を預かってもらえるように働きかけてきましたが、先生方のご努力もあり、園や学校でアレルギー症状が出ることはあまりありませんでした。抗ヒスタミン薬やステロイド薬を預かってもらっていたのですが、「1包くらいでいいだろう」と思っていました。

じんましんくらいなら、子ども達もすんなり飲めるでしょうが、咳き込みや嘔吐も伴うような強めの症状が出た場合に“虎の子”の内服薬が飲めないことになることは十分考えられます。現場の声を聞いて、「2包は預かってもらう必要がある」と感じました。

食物アレルギーの症状として、呼吸器症状や消化器症状が出ますと話しておきながら、1包しか出していなかった自分が恥ずかしくなりました。今日から修正していこうと思っています。