今日は、仕事が終わったら、高速に乗り北上する予定です。
某市でエピペンに関する講演をしなければなりません。ある小学校にエピペンを持った児童が入学するとのことで、職員全員にエピペンの使い方を知っておいて頂く必要があります。
これからは、こういった地道な園や学校に対する個別指導が必要になると思います。調布の死亡事故があったので、より一層重要視されるべきでしょう。
ということで、夜な夜なスライド作りをしています。多くの園、学校関係者が気になっているであろう死亡事故が目の前で起きた場合、どう対応した方が良かったのか、というスライドを新たに作っています。
いつもはエピペンの話をする時は、ついでにと言うか、食物アレルギーについてよく知っておいて欲しいと思い、食物負荷試験のことなども加えて話すのですが、今回はその辺の話は最小限とし、緊急時の対処法を中心としたいと思っています。
いつものスライドをそのまま使えないので、作り直しています。聞く側の関心や、タイムリーな話題を組み入れ、より関心を持って最後まで聞いて頂くためには、それくらいの苦労は必要です。
先日、1歳前の赤ちゃんが目の周りを腫らして、当院を慌てて受診されました。
軽いアトピー性皮膚炎があり、アレルギー検査の結果、ミルクの値が高めでした。乳製品には気をつけるよう指導はしていました。
赤ちゃんは、まだ小さいので“常識はずれ”な行動を取るものです。母が紙パックに入ったカフェオレを飲み、それをゴミ箱に捨てたそうです。
ちょっと目を離した隙に、赤ちゃんがゴミ箱をあさりだしました。紙パックに刺さったストローを触り、カフェオレがついた手で目の周りをこすったそうです。その結果、両目の周りに蕁麻疹が出て、慌てて当院を受診されたのです。粘膜からだと吸収がよいせいでしょう、粘膜症状は強く出ることが知られています。
まさに「想定外」のことが起きてしまいました。
実際には口にはしていないようで、この程度の症状で済んでよかったと思っています。当院では抗ヒスタミン薬の緊急対処薬を処方し、じきに蕁麻疹は軽減したそうです。
今回のことで、お母さんはこういった「想定外」のことが起き得ること、アレルギー症状が出た時の対処法、飲ませた時の薬の効果を学んで頂けたと思います。
それにしても、私も「ゴミ箱を気をつけてね」なんて指導していなかったので、私自身も勉強になりました。


