小児科 すこやかアレルギークリニック

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早速、処方へ
2013年01月30日 更新

当院は、開院して5年以上経っても毎日アレルギーで困っている患者さんが初診されています。

ぜんそくも結構います。前医で“風邪”と誤診されているケースは多いです。地元の医療レベルは、ヤバいなと思ってしまいます。もちろん真面目な医師もいますが、この場でこれだけ繰り返しても、誤診し続けている医師は、誤診しています。アトピー性皮膚炎もこれまた同じ。アレルギー科の看板が、多くの患者さんに迷惑をかけている現実を、市民はもっと知るべきでしょう。

あと、食物アレルギーの対応がおかしいのもよく見かけます。負荷試験もせずに、除去を継続しているケースも患者さんの迷惑をかけていますが、危険なのは、アナフィラキシーの既往があるのに、その対応をキチンとされていないケースです。

先日、受診された患者さんはピーナッツでアナフィラキシーを起こしており、入院歴もありました。種子類を除去するように言われていましたが、必ずしもそこまで除去する必要はないのではないかと思います。

一番の問題は、「またアナフィラキシーを起こしたらどうするのか?」ということでしょう。

血液検査でピーナッツが陽性だった場合は、それだけでは食べて症状がでるのかどうかも分かりません。一度アナフィラキシーを起こしているため、再度食べた時に同等、もしくはそれ以上の症状が出てしまう可能性が高いのです。

除去のみを指示するのではなく、対処法を具体的に知っておいて頂く必要があるでしょう。アナフィラキシーのエピソードから少し時間が経っていますが、これまで何も起きなかったから、これからも何も起きない保証はどこにもないことを知るべきでしょう。

こういう患者さんが、専門医に紹介されない実態を問題点として挙げたいと思っています。今回当院を受診された理由は、今度上がる園の先生の勧めがあったからです。正直、こんなことでは情けなく思います。

アナフィラキシーの重いタイプが、アナフィラキシーショックとなりますが、真っ先にする対処法はエピペンを使用することです。エピペンを処方する場合、最初に気になるのは患者さんの体重です。子ども用のエピペンは体重15kg以上が適応になっています。

先日の食物アレルギー研究会でも、日本の第一人者の先生が主治医の判断になるが、14kgくらいから処方していると発言されていました。そのお子さんは満たしており、エピペンを処方したいと考えました。

どんなに注意しても、家でピーナッツを食べさせてしまうこともあるかもしれません。また、園でも誤食は起き得ます。家でも園でも、アナフィラキシーに備える必要があります。

新潟県内は、地域によってはエピペンを園で預かってもらえないところも多いのが現状です。ただ、地元上越市であれば、いろいろ働きかけたこともあり、預かってもらえるシステムができ上がっています。

あとは、父親のご意見も伺った方がいいと思い、至急相談してきて頂くことにしました。ゴーサインが出れば、来週にはエピペンを処方し、予定を合わせた上で、近いうちに園に取り扱いの説明に行くつもりです。エピペンの取り扱いを園の職員全員に知っておいてもらうこと、これは主治医として当然のことだと思っています。

いつ誤食が起こるか分からないし、方針が決まれば、あとは速やかに体制を整えるのみです。これも、地元に理解があるから、スピーディに話を進められるのです。

話が急展開ではありますが、親御さんも最近はエピペンを持つこともご存知であり、逆に私の言っていること、やっていることはお母さんにとって、よく響いてくれていると思っています。