23日の午前中は通常通りの診療ですが、午後は休診にさせて頂きます。ご了承ください。
23日は、講演依頼のあった近隣の市へ出掛けます。自分でもビックリするくらい、今年に入って講演ラッシュでした。明日のを入れると、1月からで6回目です。それくらい食物アレルギーが注目されているし、園や行政で対応が急務とされていることを表しているのだと思っています。
当院は、平日で午後が休みなのは水曜日です。かかりつけの患者さんにご迷惑がかからないようにと、いつもは水曜に講演の予定を入れていました。今回は、某市の園が医師によって食物アレルギーの指示書が異なり、その一貫性のなさに疑問を感じていたことが発端のようです。
いくつもの園の先生方にとって共通の悩みであり、それを解決するために専門医を呼ぼうということになったそうです。有り難いことです。日程は、もちろん私の予定を優先して下さるのですが、水曜の午後を希望しました。
幾つもの園の代表が一堂に会することができるのは、23日(木)しかないということでした。開業医は、地域の子どもの健康を守ることに存在意義があるのだと思います。40キロ離れたこの市は、通常の診療圏内ではありません。
では、なぜ園の先生から依頼があったか?。その市から当院に通って下さる患者さんは何人もおり、私のことをご存知だったのだろうと思います。つまり、当院にとっての「診療圏」なのです。
当院は、患者さんにアレルギーの正しい知識を持って頂きたいため、「診療圏内」の患者さんは「自分が守る」という気持ちで接してきたつもりです。正しい情報を求めている園の先生方が、その日にしか集まることができないとなれば、その日は休診にせざるを得ないというのが私の考えです。
大きな声では言えませんが、患者さんは気付いていないだけで、経営を最優先している医院さんもあり、医療も地に落ちたものだと思うこともあります。やたらと点滴が多く、患者さんの病気が「治る」ということに重きを置いていないのです。
地元のおかしな医療を指摘するのも私の仕事だと思っていますし、いずれ患者さんにも分かる日が来るし、来させなければならないと思っています。経営を中心に据えると、医療は相当に歪んだものになってしまいます。
良心がベースにあって、初めて医療は成立するのだと思っています。病気が治らない方が、患者さんが何度も通ってくれて、医院は儲かることになりますから。
話が逸れましたが、あまり休んでばかりだと、かかりつけの患者さんに迷惑をかけてしまいますし、それこそ経営にも影響が出ます。ただ、SOSのあった地域に救いの手を差し伸べるのも、医師の役目のはずです。
講演は、食物アレルギーが中心になりますが、「乳幼児のアレルギーについて」というお題を頂きました。アトピー性皮膚炎やぜんそくのことも触れなければなりません。
実は、テレビで解説した「乳児のアトピー性皮膚炎について」の話の中で、適切な治療により1週間で皮膚症状が劇的に改善している赤ちゃんの画像を示しましたが、その1人はこの市から通って下さっています。
地元の皮膚科にかかっていたようですが、悪化する一方だったようです。となると、アトピー性皮膚炎も適切に治療されていない患者さんが少なくないのかもしれず、ぜんそくも同様なことが言えると思います。
中には、専門医にキチンと診てもらわなければいけないような患者さんもいるでしょうから、軽ければ地元で診てもらってもいいでしょうが、園の先生方が「この子は重そうだから、遠くても専門の先生に診てもらった方がいい」と親御さんにアドバイスできるようにできればと思っています。
いつも言っているように、医師はまず紹介状を書きませんから、親御さんが判断するしかありません。親御さんは病院を代えることに抵抗があるでしょうから、園の先生が背中を押してくれることも大切だと思っています。
新潟県は30市町村ありますが、これまではそのうちの12市町村くらいは話に行っていると思いますが、今回の市は初めての訪問になります。私としては、困っているところに行って啓発活動をしたいと思っていますので、これを機会にまた結びつきを強め、本当に困っている患者さんの救済に当たりたいと考えています。
前日の夜なのに、スライドがまだ完成していません(汗)。いや、ほとんど完成しており、何か付け加えることがないかと確認作業をしていることです。でもこれが終われば、講演ラッシュがひと段落つきます。
少しゆとりもできるでしょうから、また次の講演に向けて、新たな勉強をしたいと思っています。


